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抗日デモの行く末について-1

抗日デモの全容が毎週明らかになるにつれ、これが中国崩壊そのものであることが世界に伝わることになって来た。以前からこれが何時到来するかと思っていたが、いざこうなってみると、崩壊の及ぼす影響につき心配する向きは甚だ多い。

多くの評論家によるこれまでの中国に対するバラ色の楽観論は、一体何であったのか。小生はある評論家の意見に注目している。彼の予想と逆の事態を想定すれば、大体的中するからである。その人はまだ意見を出していない。

昨今の大きなうねりは後戻りすることは出来ない。行き着くところにまで行き着かねば終息しない勢いがある。これを抗日教育の行き過ぎ、党幹部の腐敗、貧富の拡大、環境汚染の進行、中国企業の勢力挽回、党内の権力闘争、米国による陰謀といった単純な観点から解釈するのは余りにも無邪気過ぎる。

思うに、これは「心の叫び」であろう。反抗期にある少年少女、精神障害者が事件を起こすが如く、またかつての被差別部落民が権利主張したが如く、また、たとえは悪いが、『妖怪人間ベム・ベラ』が「早く人間になりたい」と心の奥底から声を絞り出す如きものではないだろうか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-04-20 14:48 | Comments(0)  

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