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台湾人の命名について

東京新聞17日付夕刊の「世界の街 海外リポート」の「台北」の欄に「子の命名 時代を映し」という記事があった。

男に関した部分を要約すれば、戦前は「武雄」「文雄」等の「雄」が多く、戦後「反攻大陸」を唱えていた頃は「志成」「栄華」「建国」「国慶」となり、1970年代は「志明」「志偉」、80年代になると「家豪」、今は「承恩」「冠宇」となったという。

小生、以前は母の旧姓の一字を取り、初対面の中国・台湾人に対し「馬 宏」と名告っていた頃があった。これは特に深い意味はなく、発音のひびきが良い(Ma Hong)からというものであった。

昭和59年に生まれた子供に旧藩主家の親戚の維新後の名を取り、「鉄馬」と名づけた。台湾人に話すと必ず怪訝(けげん)な顔をされていたが、台湾では「鉄馬」に「自転車」の意味があると知ったのは一昨年のことであった。噫(ああ)、時既に遅かりき。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2010-11-18 20:57 | Comments(0)  

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