「日本堕落論」について
本日届いた『文藝春秋』12月号の石原慎太郎氏「日本堕落論 このままでは日本は沈む」を読んだ。「堕ち切ったモラルを回復し、アメリカ・中国に互(古川註-伍の間違い、文藝春秋にしては珍しい校正ミス)すためには、"劇薬"が必要だ」とある。
石原氏77歳、見事な憂国論であり、敬服に価するものの、これをそのまま基本的な知識のない若者に見せても理解し難(がた)いと思われる。40代以上の男性は必見である。
「我々はあくまで具体的な手立を講じていかなくてはならない。もうすでに慨嘆に溺れて過ごす時期は過ぎた」、その通りである。戦略的思考を求める声は多い中、万人が妥当と認める"劇薬"を誰も示すことは出来ない。
最後に「三島由紀夫氏の予言」がある。同氏が45歳で憤死してより既に40年、時は正(まさ)に昭和元禄であった。中学生であった小生はその日のことを良く覚えている。亡国を伝える晩鐘の音が聞こえる。嗚呼(ああ)。
石原氏77歳、見事な憂国論であり、敬服に価するものの、これをそのまま基本的な知識のない若者に見せても理解し難(がた)いと思われる。40代以上の男性は必見である。
「我々はあくまで具体的な手立を講じていかなくてはならない。もうすでに慨嘆に溺れて過ごす時期は過ぎた」、その通りである。戦略的思考を求める声は多い中、万人が妥当と認める"劇薬"を誰も示すことは出来ない。
最後に「三島由紀夫氏の予言」がある。同氏が45歳で憤死してより既に40年、時は正(まさ)に昭和元禄であった。中学生であった小生はその日のことを良く覚えている。亡国を伝える晩鐘の音が聞こえる。嗚呼(ああ)。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2010-11-07 17:27 | Comments(0)