抗日デモについて-3
10月16日、田母神俊雄(たもがみ-としお)前空幕長が主宰する「頑張れ日本!全国行動委員会」等の主催で、尖閣諸島沖漁船衝突事件に対する「中国」(支那)の対応・行動に抗議する集会「中国大使館包囲!尖閣侵略糾弾!国民大行動」が都内で行われ、参加者は約3200人にのぼったと言う。
これに対して、「中国」では同日、内陸部の四川省成都・陝西省西安・河南省鄭州の三都市で、翌17日には四川省綿陽市で、そして、今日は湖北省武漢市で相次いで数千人規模のデモが繰り広げられた。
ところで、日中両国で起こったデモだが、両者には決定的な違いがあった。それはデモ参加者が暴徒化したか否かである。
16日に都内で行われた日本側のデモでは参加者が在日大使館を訪れたものの、「中国」側の対応を批判し「尖閣諸島は日本固有の領土であり、領土問題は存在しない」との抗議文をポストに投函しただけの実に「紳士的な対応」であった。それに対して「中国」でのデモでは何が起きたか?
「打倒小日本」(小日本は我が国に対する蔑称)や「抵制日貨」(日本製品ボイコット)を叫ぶくらいならまだましだったが、彼等がその後採った行動は余りにも野蛮であった。
たとえ持ち主が民族同胞であろうが無かろうが、そんな事はお構いなしに日本車と見ればフロントガラスを破壊して横転させ、日系デパートや日系企業の店に対してもショーウィンドウを破壊して店内に侵入。店内を滅茶苦茶にして気勢を上げた。然も、本当の意味での抗議行動では無く、野次馬も参加しての面白半分の憂(う)さ晴らし。正直言って誠に以て見苦しいの一語に尽きた。
「中国」は世界の中心=中華であり、彼等(かれら)言う処の「小日本」は東の野蛮国=東夷であると中華思想では考えている。だが、今回のデモ一つ取っても、日本は理性的且つ紳士的な対応に終始し、在日大使館に投石したり侵入したりと言った行動は何一つ採らなかった。主宰者は「軍国主義者」等と糾弾された「あの」田母神前空幕長であったにも関わらずだ。それに対して、「中国人」(支那人)の何たる所業か? これでよくもまあ、自国を「中華」、自分達を「中華民族」等と言えたものだ。
今回、「中国」で起きた一連のデモを伝える報道を見て、日本人の嫌中・反中意識は確実に高まった事だろう。それを私は大いに歓迎する。平和呆けやお人好しの日本人の意識を変える絶好の機会だからだ。
ところで、私には「チュウゴクジン」に対する侮蔑意識がある。それは何故か? ここ数日の一連のデモを見れば分かるだろう。「あんな連中」と仲良くしたいとは思わないし、彼等がどうなろうがその様な事は日本人である自分には一切関係無い。そして、確実に言える事は彼等とは一切関わりたくない、御免被(こうむ)ると言う事である。
日中関係は「戦略的互恵関係」であると政府は言う。だが、関係を親密・強化するよりも、寧(むし)ろ関係を一切絶ち、国として関わり合わない方が日本の為にも良い。
遣隋使・遣唐使を通じて、支那から知識や文物を輸入していた奈良・平安朝の日本が、遣唐使の派遣を廃止、唐との関係を絶った事で、その後、日本が衰退したであろうか? 答えは「否(いな)」である。日本は国風文化が華開き、王朝国家から封建社会へと新たな時代の扉を開いた。
たちが悪く誠に以て厄介、「食えぬ」隣国に日本が無理して阿(おもね)る必要等一切無い。今こそ、日本は往古(いにしえ)の遣唐使廃止に倣(なら)い、「中国」との関係を絶つ可(べ)きである。それこそが、日本の新たな時代の幕開けを告げる扉の鍵では無いだろうか? そう私は強く思うのである。
by ayanokouji3 | 2010-10-18 23:07 | Comments(2)