人気ブログランキング | 話題のタグを見る

沖縄・尖閣諸島支那漁船巡視船接触事件に付いて(2)

「違法行為に対しては法に基づいて冷静に対応するということだ。粛々とやる以外、方法はない」

これは尖閣諸島周辺の日本領海で起きた海保巡視船と支那漁船の衝突事件で逮捕勾留中の支那人漁船船長の取り扱いに対する日本政府の立場である訳だが、これに対し、「中国」(支那)政府は「日本側が船長を即時無条件釈放しないなら、中国側は強烈な報復措置を取り、その結果はすべて日本側が負うことになる」等と逆ギレする始末。然し、此処で日本が支那の強圧に決して屈してはならない。何故なら、今回、「犯罪者」(漁船船長)の即時無条件釈放が、外国人に対しても自国の法を厳格に適用し、処刑した事例が過去にあったのだから。

読者諸氏も覚えておいでだろうが、今春、「中国」国内で麻薬密輸罪で死刑判決が確定した日本人に対し、「中国」外交部は「麻薬犯罪は国際社会が認める極めて重い犯罪行為」と述べ法執行の正当性を強調、更に最高人民法院も「異なる国籍の犯罪者もすべて法律に基づき処理すべき」として、外国からの圧力に屈する事無く、外国人にも「中国」の基準を厳格に適用する姿勢を示し、実際に日本人死刑囚3人に対する刑の執行が4月9日粛々と行われた。

自国での犯罪に対しては自国民・外国人の区別無く、厳格に法を適用する姿勢を貫いた「中国」が、今度は自国民犯罪者の「即時無条件釈放」を要求している。嗚呼、何と傲慢極まりない事か。

此処で今更蒸し返す迄も無い事だが、今回の事件で漁船の側から巡視船に対し故意に船体を衝突させた事は明々白々。日本は、閣僚級交流が中断しようが、来日旅行者が減ろうが、日本製品に対する不買運動が起ころうが、正に此処が正念場。言い換えれば、これは両国による
チキンレース
なのだ。「圧力を掛ければ筋を曲げても自分達の要求を飲む」と高を括っている「中国」の理不尽且つ不当な要求に対し、法律に則り粛々と対処する姿勢を徹頭徹尾貫かねばならない。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2010-09-21 21:52 | Comments(1)  

Commented by 日野護国運動家 at 2010-09-23 12:34 x
インドネシアをはじめとする親日国への中国の支援、金日正の中国訪問、空母艦の製造…必ず何かとんでもないことが起こると思っていました。どうやら中国は日本をかなり前から仮想敵国にしていたようです。私もそのことはきずいていたのですが、どうも平和ボケのせいか「まさか尖閣諸島で…まあ、韓国の魚雷と同じようなもんだろ」ぐらいにしか思っていませんでした。しかし、この様子だと必ず北朝鮮も中国と連合して動くでしょう。
やはり、一方的に放棄した日華基本条約を復活させるべきでしょうか。しかし、竹下先生も考えているでしょうがシナの行動はこれで収まりそうにありません。チキンレースのつもりでいたら大東亜の二の舞になるでしょう。

<< 尖閣問題について-1 菅改造内閣について >>