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沖縄・尖閣諸島支那漁船巡視船接触事件に付いて(1)

先ずは、以下の報道をお読み頂くとしよう。

尖閣近海、海保巡視船と中国漁船が接触

 海上保安庁に入った連絡によると、7日午前10時15分頃、東シナ海の尖閣諸島の一つ、久場(くば)島の北北西約12キロの領海内で、哨戒中の海上保安庁の巡視船「よなくに」が、違法な操業をした後に逃走していた中国トロール漁船と接触した。
 「よなくに」は船尾が接触、甲板の支柱が一本破損したが、けが人はなかった。
 漁船は現場近くにいた巡視船「みずき」の停船命令にも従わず、航行を続けた。午前10時56分頃には、久場島の北西約15キロの海上で急に進行方向を変えたため、追跡中の「みずき」と接触し、「みずき」は船体が約3メートルにわたって損傷し、支柱数本が折れた。
 午後1時前、漁船は停船し、「みずき」の海上保安官が乗りこんだという。漁船の損傷やけが人は不明。
 尖閣諸島は、魚釣島や久場島などの無人島からなる島嶼(とうしょ)群で、沖縄県石垣市に属する。沖縄本島から約410キロ、石垣島と台湾からそれぞれ約170キロ離れている。中国も領有権を主張している。
 周辺では、2008年12月、中国の海洋調査船2隻が魚釣島付近の日本の領海内を航行しているのを海上保安庁の巡視船が発見し、無線で退去要求したことがある。
2010年9月7日 13時54分 読売新聞


沖縄・尖閣諸島中国漁船巡視船接触問題 海上保安庁、逮捕の漁船船長の身柄を移送

 沖縄県の尖閣諸島周辺で中国の漁船が海上保安庁の巡視船と接触した問題で、海上保安庁は、公務執行妨害の疑いで逮捕した漁船船長の身柄を石垣海上保安部に移し、調べを進めている。逮捕されたのは、中国のトロール漁船船長で中国国籍の詹其雄容疑者(41)。第11管区海上保安本部によると、容疑者は7日午前11時ごろ、尖閣諸島久場島沖で違法操業の疑いがあるとして停船命令を出した巡視船「みずき」に、自分の船を接触させた公務執行妨害の疑いが持たれている。容疑者の船は、ほかにも現場から逃走する際、巡視船「よなくに」に接触している。第11管区海上保安本部では、容疑者の身柄を8日朝、石垣海上保安部に移していて、違法操業の疑いについても調べる方針。
2010年9月8日 14時03分 FNNニュース

もう皆さんも報道でご存じの様に、日本領である尖閣諸島の一つ、久場島沖の日本領海で違法操業していた支那漁船の「捕り物」に付いて日本のメディアは上記の様に、領海侵犯+違法操業+停船命令無視+公務執行妨害(及び巡視船破損)と、相手方に100%弁解の余地の無い事件である事を伝えている。それに対し、もう一方の当事国「中国」(支那)は、あろう事か、斯くの如き反応を見せている。
海保巡視船と漁船接触、中国が日本に抗議

【北京=大木聖馬】中国外務省の姜瑜(きょうゆ)副報道局長は7日の定例記者会見で、中国漁船と海上保安庁の巡視船が同日午前に尖閣諸島(中国名・釣魚島)近海で接触した問題について、「重大な関心を持っており、日本側に厳正な申し入れを行った」と述べ、抗議したことを明らかにした。
 姜副局長は「釣魚島は昔から中国の領土で、日本の巡視船が周辺海域でいわゆる主権保護活動をしないよう要求する」と述べ、中国漁船の行動に問題がなかったとの認識を示した。
2010年9月7日 18時52分 読売新聞

漁船を盗難車輌、巡視船をパトカーに置き換えてみよう。警邏中のパトカーが盗難車輌を発見し、停車を命じたにも関わらず、これを無視して逃走。追跡するパトカー2台に相次いで車体をぶつける妨害行動を取った挙げ句に現行犯逮捕。これの一体何処が「行動に問題がなかった」のだろう? 支那外交部の主張は正にこれに等しく、まともに聞いていては、こちらの頭がどうにかなる。そう言ったレベルなのである。ましてや、「釣魚島は昔から中国の領土」と嘯(うそぶ)いているが、支那が実際に領有権を主張しだしたのは、1968(昭和43)年に、ECAFE(連合国アジア極東経済委員会)が発表した報告書『支那・東支那海と朝鮮海峡の海底地層と石油展望』の中で、尖閣諸島周辺海域に石油を含む豊富な海底資源が埋蔵されている可能性が高いと報告されてからの事である。更に、「日本の巡視船が周辺海域でいわゆる主権保護活動をしないよう要求する」共述べているが、そんな事を日本がすれば、支那・台湾・越南(ベトナム)・フィリピン・マレーシア・ブルネイの6ヶ国が夫々(それぞれ)に領有権を主張している南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島、日本名:新南群島)に於いて、フィリピンが管理下に置いていたミスチーフ礁を、1995年、モンスーン期でフィリピン海軍が警備活動していない間隙を突いて占領、建造物を構築し実効支配してしまった事件と同様に、「前科のある」支那海軍が上陸占領するであろう事は目に見えている。

扨(さて)、この事件に付いて、支那の国としてのスタンスは明白になった訳だが、国民も国民である。次に支那国内での反応に付いての報道を見てみよう。

船長逮捕、中国各紙1面で報道「非常に危険」

【北京=佐伯聡士】東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の領海内で中国漁船が海上保安庁の巡視船と接触した問題を、8日付の中国各紙は1面で大きく伝えている。
 「新京報」は1面で「日本の巡視船が釣魚島で我が国の漁船に衝突」との見出しを掲げて、接触の経緯などを図入りで報じた。
 国際問題専門紙「環球時報」も、「衝突は日本当局による非常に危険な行動」とする社説を掲載。日本側に、調査結果を迅速に中国側に通告するよう求めた。
2010年9月8日 12時09分 読売新聞

日本の領海内に入って違法操業していた支那漁船が、停船命令を無視し逃走。その過程で自船の方から巡視船に接触していたのが、いつの間にか「日本の巡視船が釣魚島で我が国の漁船に衝突」── この文面では、漁船の方から巡視船にぶつけた筈の話が、巡視船の方から漁船にぶつけた様な話に入れ替わっている。これでは、「伝言ゲーム」の過程で起こるミステイクと何ら変わらないでは無いか。然し、話がこれで終わらないのが支那である。次の報道はトドメ共言える滑稽なものである。

尖閣諸島中国漁船問題 中国中央テレビや新聞各紙も大きく小報道

 沖縄県の尖閣諸島周辺で中国の漁船が海上保安庁の巡視船と接触した問題について、中国では、国営の中央テレビが8日朝、トップニュースで取り上げたほか、新聞各紙も1面で大きく報じている。また、インターネットの掲示板には、「日本は戦争を起こすつもりなのか」、「日本の船も捕まえよう」などと書き込まれ、不満の声が高まっており、北京の日本大使館前で8日、抗議活動が行われる予定。
2010年9月8日 14時00分 FNNニュース

最早(もはや)、開いた口が塞がらない。いや、これが日本人と同じ人間なのかと正直侮蔑せざるを得ないレベルである。

「日本は戦争を起こすつもりなのか」? 「日本の船も捕まえよう」? こんな事を真顔で言うから、日本の保守派から「チュウゴクジン」は嫌われ、莫迦にされるのである。

「宇宙人」鳩山が提唱した「東アジア共同体」。私は一日本人として、民度の低い「チュウゴクジン」と提携する事等、正直真っ平御免である。加えて言えば、昨今、訪日支那人が増加の一途を辿(たど)っているが、個人的には、嘗(かつ)て上海租界の公園入口に掲げられていた看板の文句

'No Dogs and Chinese allowed'
(犬と支那人は入るべからず)

よろしく日本に来て欲しくはない。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2010-09-08 23:00 | Comments(0)  

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