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鳩山民主党政権を斬る-6

平均3152万円、前回比4割減=トップは首相、2位は邦夫氏-衆院議員資産公開

2月8日10時24分配信 時事通信

 衆院は8日午前、国会議員資産公開法に基づき、昨年8月の総選挙で当選した衆院議員480人の資産を公開した。時事通信社の集計によると、1人当たりの平均資産額は3152万円で、2006年の前回公開時(4988万円)から36.8%の減少となった。資産をほとんど持たない新人が民主党などから大量に当選し、全体の平均額を引き下げたためだ。

 総選挙を受けて全衆院議員を対象に行われる資産公開は7回目。公開対象は、昨年8月30日の任期開始時点の本人名義の土地、建物、預貯金、有価証券など。

 それによると、平均資産の内訳は、土地、建物(いずれも固定資産税課税標準額)を合わせた不動産が2220万円で、預貯金や有価証券などの金融資産が 932万円。

 個人別にみると、トップは鳩山由紀夫首相で16億3680万円。2位は弟の邦夫氏で8億1617万円と、鳩山兄弟の資産家ぶりが改めて浮き彫りになった。一方、資産ゼロと報告した議員は、前回を大きく上回る70人。このうち新人は41人(前回13人)だった。

 主要政党別では、自民党が5018万円で最も多く、国民新党4505万円、民主党2693万円が続いた。以下、社民党1766万円、公明党1144万円、共産党679万円の順。



・・・。
鳩山総理は先月29日、衆議院本会議に於いて就任後初の施政方針演説をしたが、その際、口にしたのは、印度独立の父と称される彼(か)のマハトマ=ガンジーが唱えた「七つの大罪」であった。

1.原則無き政治
2.道徳無き商業
3.労働無き富
4.人格無き教育
5.人間性無き科学
6.良心無き快楽
7.犠牲無き宗教

然(しか)し、彼がこれを口にする資格が果たしてあるのか? 大いに疑問である。まあ、政権獲得後の迷走ぶりを見れば、「原則無き政治」(理念無き政治)」は言わずもがな。とりわけ、「労働無き富」に付いては決して口にす可(べ)きでは無かったと私は思う。それは何故か? 冒頭に引用した記事を読めば一目瞭然では無いか。

彼は全国会議員の中で、弟とは言え2位の邦夫氏の倍の16億3680万円もの資産を有しており、ましてや、昨年迄の5年間、母親から何と9億円もの「小遣い」(資金提供)を受け取っていたのだから。まあ、当の本人は秘書任せで「知らなかった」と嘯(うそぶ)いているが、億単位の金を受け取っていて「知らなかった」等と言う言い訳が世間で果たして通用するだろうか?

扨(さて)、話を戻そう。国会議員一資産家で「金で苦労した事が無い」ボンボンの鳩山総理。彼が「労働なき富」を口にした事は、世の人々の不興(ふきょう)を買うに充分過ぎた。これは、例えれば、毎日、分厚いステーキを腹一杯食べている飽食家が、食うや食わずの貧しい人に「粗食は体に良い」とか「一日や二日食べず共、人間死にはしない」と言うのと同じ事だ。言っている事は決して間違っては居ない。間違っては居ないのだが、言われた方からすれば、「オマエにだけは言われたくなかった!!」と気分を害されても仕方の無い台詞(せりふ)だ。

彼が「友愛」とか何とか言っても、感動を呼ばない、心に響いてこない最大の理由は、正に此処(ここ)にあるのだと思う。いくら「庶民目線」を標榜しても所詮は金持ち。市井(しせい)の空気を読めない=「KY」だからなののだろう。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2010-02-08 21:18 | Comments(0)  

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