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鳩山民主党政権を斬る-4

鳴り物入りで進められている鳩山民主党政権の「事業仕分け」。資源の乏しい国情をカバーし、富国の基(もとい)となってきた技術力の高さを維持する為にも不可欠な国産次世代スーパーコンピュータの開発を「不要」と断じ、主要大学の学長や歴代のノーベル賞受賞者から苦言を呈される程に「呆れられた」のも束の間、今度は我が国の国防の要である自衛官の増員を認めぬ判断を下した。

自衛官増員「認めず」=要求額72億円-事業仕分け

11月26日11時36分配信 時事通信
 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は26日午前、2010年度予算概算要求の無駄を洗い出す「事業仕分け」後半3日目の作業に入り、防衛省の自衛官増員要求(要求額72億1600万円)について、「認められない」との判断を示した。
 同省は、陸海空各自衛隊の実戦部隊について、計3498人の増員を要求。しかし、仕分けチームは「公務員を減らす方向の中で、増員する必要が本当にあるのか」と指摘した。
 一方、沖縄県の在日米軍基地などの土地所有者に支払う借料(1190億円)については、「歴史的な状況も考慮しなければならない」として「予算要求通り」とした。
 環境省関係では、同省所管の財団法人「地球環境戦略研究機関」への拠出金(5億5000万円)について、「天下り先となっている」などとして「予算縮減」と判定。一方、国連大学への環境教育や生物多様性保全のための拠出金(3億500万円)は、「要求通り」とした。
 また、経済産業省関連では、東京国際映画祭や日本ファッション・ウィークの開催を支援する事業(19億2400万円)について、予算額の3分の1程度を削減するよう求めた。
元記事:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091126-00000060-jij-pol

脳天気な鳩山総理は「友愛」をキャッチフレーズに、内政・外交共に理想に燃えている様だが、その二語が素直に通じる程、外交は甘くは無い。何故なら外交の場では、テーブルの上で笑顔で握手しつつ、テーブルの下で互いにピストルの銃口を向け合っている様なものなのだから。

弾道ミサイルを実戦配備し、核開発も決して諦めない北鮮は当然の事乍(なが)ら、吉林省の基地に既に日本向け核ミサイルをとうの昔に配備し、毎年二桁増で空母建造を含む軍の近代化を推進、更には東支那海のガス田は元より、自国の権益確保の為ならば、尖閣だろうが何だろうが、平気で掠(かす)め取ろうと目論む支那が隣に居ると言うのに、自衛官の増員は認めない・・・これでは、北鮮や支那の指導者達は大手を振って喜ぶ事だろう。

鳩山総理は「平成維新」等と言っているが、それは日本を改革し一等国として復興する為の維新=革命では無く、科学技術力を衰退させ、防衛力を弱体化させた上で、「東アジア共同体」に名を変えた中華朝貢秩序への参加=支那への併合を目指している様にしか私の目には映らないのだが、如何なものだろうか?

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2009-11-26 21:40 | Comments(0)  

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