『反日、暴動、バブル』について
光文社新書の新刊、麻生晴一郎著『反日、暴動、バブル 新聞・テレビが報じない中国』を読んだ。
著者は社会に出た後、各地を彷徨(ほうこう)し、かなり苦労したらしい。実名と写真を載せた本書は現地で深く潜行した結果の労作と言え、首肯(しゅこう)出来る部分が多い。
他方、話が詳細に亙(わた)るため、或(ある)程度中国を訪れたことがあり、生身の中国人と交流のあった日本人でなければ、その記述が実感として湧いて来ないようにも思われる。
本書は、日本のメディアの伝える「官製」の中国像を知るだけで十分である普通の日本人よりも、稍(やや)マニアックな中国通にお勧めしたい。
著者は社会に出た後、各地を彷徨(ほうこう)し、かなり苦労したらしい。実名と写真を載せた本書は現地で深く潜行した結果の労作と言え、首肯(しゅこう)出来る部分が多い。
他方、話が詳細に亙(わた)るため、或(ある)程度中国を訪れたことがあり、生身の中国人と交流のあった日本人でなければ、その記述が実感として湧いて来ないようにも思われる。
本書は、日本のメディアの伝える「官製」の中国像を知るだけで十分である普通の日本人よりも、稍(やや)マニアックな中国通にお勧めしたい。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2009-09-21 21:30 | Comments(0)