「以台制支」の戦略について-2、に対する意見と考察
台湾の方よりメールを頂戴した。
「『以台制支』とは台湾を前線の戦場とするような STRATEGY は不確定要素が多すぎる, 長期的に中国の跳梁跋扈を防遏、抑止するというように受け取られるかも知れないが小生の意図するところはそうでよいものである。
小生は、先日の中国全人代の模様を北京放送(短波ラジオ)で聞いて、台湾の人々の複雑な心境と緊張感を推察した。
論点を整理してみると、
「『以台制支』とは台湾を前線の戦場とするような STRATEGY は不確定要素が多すぎる, 長期的に中国の跳梁跋扈を防遏、抑止するというように受け取られるかも知れないが小生の意図するところはそうでよいものである。
- 「以台制支」とは ---WHAT ARE THE FUNDAMENTAL STRATEGIES ?
- BACK-UP PLANS
- WHAT ARE YOUR CONSTRUCTIVE / STRATEGIC PLANS FOR SUPPORTING TAIWAN.」
小生は、先日の中国全人代の模様を北京放送(短波ラジオ)で聞いて、台湾の人々の複雑な心境と緊張感を推察した。
論点を整理してみると、
- 「以台制支」の基本戦略
台湾は中国のいわば急所であり、これを制することによって、韓半島における中国の突出を押さえ、尖閣を巡る問題に事なきを得、東アジア地域の平和安定を将来する。これには米国との協調が前提となる。飽迄も目的は対中戦争遂行ではなく、「備えあれば憂いなし」(有備無患)を意味するものである。 - 台湾のサポート体制
今後10年をかけ、逐次実施して行くべき事項の例としては、次の通り。- 条約-日中間条約上の台湾関連文言の解釈変更、日台間条約締結
- 台湾の日本への編入を前提としての法制度具備-台湾人のビザ廃止、有事の際の台湾人の救済施策、日台軍事交流(人事、装備)
- 対韓国工作-有事の際の出動の事前確約(これを「日韓関係の踏み絵」としておく)
- 対ロシア工作-有事の際の中立、不介入密約
- 対東南アジア諸国工作-有事の際の軍事援助密約
- 有事の際(法制度具備が間に合わない場合)には、米軍の先行駐留、自衛隊の台湾方面重点配備、米軍よりの引継
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2005-03-23 20:14 | Comments(0)