総選挙の結果について-3
今回の結果を冷静に考えてみると、自民党は小泉政権の遺産を負と捉え、重荷に感じていた訳であるから、最初から全く勝ち目はなかったのかも知れない。
併(しか)し、あの時点で別の政権が実現していたとしても、結局、パイの配分如何(いかん)が争点となり、均霑(きんてん)の対象とならなかった階層・企業には恨みが残ったのではないか。
精神を重んぜず、「パンのみにて生きる」ことばかりを考える厳しい批判の目が今回の政権交代を齎(もたら)したものであれば、仮に十分なパンを手に入れたとして、その先に果して何があるのであろうか。
人間社会は綺麗事ではないとは言うものの、高尚な目標を喪失した、その日暮らしの肉体労働者と択(えら)ぶところがなくなってしまう。これは人間として、社会として恥である。
併(しか)し、あの時点で別の政権が実現していたとしても、結局、パイの配分如何(いかん)が争点となり、均霑(きんてん)の対象とならなかった階層・企業には恨みが残ったのではないか。
精神を重んぜず、「パンのみにて生きる」ことばかりを考える厳しい批判の目が今回の政権交代を齎(もたら)したものであれば、仮に十分なパンを手に入れたとして、その先に果して何があるのであろうか。
人間社会は綺麗事ではないとは言うものの、高尚な目標を喪失した、その日暮らしの肉体労働者と択(えら)ぶところがなくなってしまう。これは人間として、社会として恥である。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2009-09-02 18:00 | Comments(0)