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与那国島への部隊配置について-2

与那国島への部隊配置について-2_c0058035_22532620.jpg与那国島への陸自部隊配置もさる事ながら、下地島(しもぢじま)空港(写真)への空自戦闘機部隊及び海自哨戒機部隊の配置も幾度と無く検討されている。

地図を広げれば分かる事だが、この地域は私を含め本土に住む者とは比べものにならない程(ほど)、「国防」を意識せざるを得ない場所だ。何しろ、目と鼻の先には台湾があり、その台湾と尖閣諸島、更には先島(さきしま)諸島を含む南西諸島を虎視眈々(こしたんたん)と狙っている支那が後ろに控えている。

台湾軍がこの地域に軍事侵攻する事は現状では先(ま)ず以(もっ)て考えられない事だが、これが支那となると話が違ってくる。彼らは台湾を本気で「武力解放」(軍事占領ののち併合)しようと考えており、その際(台湾有事)には日米両軍の機先を制する為に、先島諸島の戦略的占領すら厭(いと)わずにいる。詰(つ)まり、この地域の住民は好(この)むと好まざるとに関(かか)わらず、常に支那の軍事的脅威に晒(さら)されており、否応(いやおう)なく国防を意識せざるを得ない。ましてや、この地域は宮古島の空自レーダーサイト以外、自衛隊が全く常駐していない「軍事空白域」なのだから尚更(なおさら)の事だ。

支那が空母の建造を含む海軍力の大幅増強に邁進(まいしん)している現状では、日本も南西諸島防衛に力を入れなければならない事は必然であり、それが東支那海の現実である事を我々は改めて認識する必要がある。

正(まさ)に「東支那海、波高し」なのだから。
竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2009-07-14 22:49 | Comments(0)  

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