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政治寸評-2

政治改革は最初に従来路線にケチをつけることから始まり、それを実行出来るか否(いな)かは将来の見通しが確かであるかに一に繋(つなが)っている。

郵政民営化が長い目で見て本当に利益となるのかは、後年に至り判明することであるが、兎(と)も角(かく)目標を有(も)つことは良いことである。

ところで、財政健全化の目標は一旦立ててみても、経済動向次第で容易に変更を迫られるのは、政治家に覚悟がなく、また国民もそれを諒(よし)とするからである。

政治・外交共に定見なく、その時点での状況に押し流されるのは、国家という途方もなく大きい組織のサガであり、政治家および領袖(りょうしゅう)ばかりを責めても仕方がない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2009-06-13 12:56 | Comments(0)  

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