人気ブログランキング | 話題のタグを見る

反馬政権80万人抗議デモ in 台北・高雄

陳水扁総統率いた民進党政権下に於いて野党に甘んじてきた国民党が、馬英九総統の就任で政権与党に返り咲いてあと3日で1周年(5月20日)を迎えると言う5月17日、馬政権の対支那融和政策に対する抗議デモが、よりにもよって総統のお膝元である首都・台北で60万人、南部の主要都市・高雄で20万人の計80万人規模で繰り広げられた。

台湾独立派が大規模デモ 中国傾斜に抗議

【台北=山本勲】台湾の馬英九・国民党政権発足1周年を20日に控え、野党第一党の民進党をはじめとする独立派が17日、台北と高雄で馬政権の中国傾斜に抗議する大規模デモを行った。両市を合わせれば数十万人規模に達するとみられ、馬政権の急速な対中交流拡大策に独立派を中心に反発が強まっている現実を浮き彫りにした。

 台北のデモは民進党が主催、第二野党の台湾団結連盟などその他の独立派政党、団体が合同参加した。

 デモ隊は「(馬英九政権の)中国傾斜に反対し、台湾を守ろう」などのスローガンを掲げ午後3時から4派に分かれて市内をデモ行進した。その後、総統府前で合流し、18日夜まで抗議の座り込みを続ける予定。

 高雄では独立派諸団体共催のデモに民進党籍の陳菊市長も参加、一部は夜からの総統府前での座り込みに参加した。

 主催者発表の参加者は台北が60万人、高雄が20万人。これに対し政府当局側はそれぞれ「4~5万人」(郝龍斌・台北市長=国民党)「3~5万人」(高雄警察)と大きな開きがある。

 馬英九政権発足1周年を前に行われた各種世論調査では、一時は20%台まで落ち込んだ支持率が40~50%台まで回復していた。一方で「馬政権が中国に傾斜しすぎ」との回答が47%とほぼ半数にのぼる(テレビ局TVBS調査)など、対中政策への警戒も高まりつつあった。

5月17日21時24分配信 産経新聞


反馬政権80万人抗議デモ in 台北・高雄_c0058035_21344288.jpg

主催者側は計80万人、一方の公権力側は最大10万人と参加者数に開きがあるが、公権力側の数字を採ったとしても大規模だった事に変わりは無い。然(しか)も、首都台北と高雄と言う南北の二大都市で同時にこれだけ大規模なデモが繰り広げられたのだから、1周年直前の馬政権にとっては面目丸潰れと言った所だろう。

「三通政策」で、台湾と支那の交流をオープンにするのは良いが、オープンにすると言う事は、予期せぬ事や望まぬ事も招くと言う事でもある。

台湾の主要都市にミサイルの照準を合わせ、遠洋展開可能な空母建造に着手したのは他でも無い支那なのである。我が日本にも充分言える事だが、「軒(のき)を貸して母屋(おもや)を取られる」が如き事態 ── 両岸の交流に留める積もりが何時(いつ)の間(ま)にやら支那に併合されていた ── とならぬ様、台湾政府に老婆心乍(なが)ら忠告したいと思う。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2009-05-18 21:37 | Comments(0)  

<< 台湾の人々へ 台湾のWHO総会参加について >>