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本日の朝刊を読んで

本日の朝刊で中台についての記事を探したところ、読売に中国共産党の愛国・愛党運動の発動につき解説があり、愛国が亡国につながると言い切るのは極端過ぎるように思えるが、この矛盾こそが中国の危うさでもある。

中国共産党の求心力を高めるために、嘗(かつ)ては「共産党が来たら、苦しみは甘さに変わりました」「解放以後、我々の生活は大変良くなりました」という表現や「人民の為に服務する」「雷峯精神」といったスローガンが用いられたが、今となっては非常になつかしく感ずる。

台湾について、八田與一(はった-よいち)氏の顕彰関連の産経記事は当然のこと乍(なが)ら、あの毎日が一面下部で同氏の業績に言及して台湾統治の是々非々論を述べているのには、珍しく公平な書き方と聊(いささ)か驚いた。

現代に欠けているのは美談であり、NHKの「プロジェクトX」に頼らずとも、真の美談を伝承・発掘して、外交強化に生かすことが出来れば、この上ないことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2009-05-09 23:51 | Comments(0)  

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