陳前総統初公判について-2
台湾では国民党・馬英九氏へと政権交代した事で、民進党の前総統・陳水扁氏は報復 ──「吊し上げ」られた訳だが、裏を返せば「明日は我が身」。次期総統選で国民党が野に下る様な事となれば、馬氏とて同じ憂(う)き目を味わう事は目に見えている。とは言え、政治家の評価は任期中はおろか任期直後に定まるものでも無い。
文革で失脚・獄死した劉少奇が名誉回復したのは失脚から12年後。韓国「軍事政権の独裁者」朴正煕(パク=チョンヒ)が再評価されだしたのもごく最近の事。ましてや、陳前総統の歴史的評価が退任後一年と経たぬ間に確定しよう筈も無い。
泰平の眠りをさます上喜撰 たった四杯で夜も眠れず
とは幕末、黒船来航に因(ちな)んで詠(よ)まれた狂歌だが、国民党・民進党、外省人・内省人、中台統一・正名独立、入り乱れて混沌(カオス)の中にある台湾には、国論を統一する為の「黒船」が必要。それが、ミサイル(演習)なのか、将又(はたまた)、中共空母の出現なのか。孰(いず)れにせよ、迷走中の日本と同様、台湾にもショック療法が必要な事は確かだろう。
文革で失脚・獄死した劉少奇が名誉回復したのは失脚から12年後。韓国「軍事政権の独裁者」朴正煕(パク=チョンヒ)が再評価されだしたのもごく最近の事。ましてや、陳前総統の歴史的評価が退任後一年と経たぬ間に確定しよう筈も無い。
とは幕末、黒船来航に因(ちな)んで詠(よ)まれた狂歌だが、国民党・民進党、外省人・内省人、中台統一・正名独立、入り乱れて混沌(カオス)の中にある台湾には、国論を統一する為の「黒船」が必要。それが、ミサイル(演習)なのか、将又(はたまた)、中共空母の出現なのか。孰(いず)れにせよ、迷走中の日本と同様、台湾にもショック療法が必要な事は確かだろう。
by ayanokouji3 | 2009-01-26 22:14 | Comments(0)