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精神主義について

高度成長時代は多くのひずみがあったものの、物量優先の意識に支えられ、単純で解り易い時代であった。

その後、社会が洗練されたのか否(いな)かは知らぬが、気配り、気遣(きづか)い、癒(いや)しといった面が強調され、差別・格差をよしとしない風潮が蔓延して行った。

小泉改革で低コスト・効率優先の路線が確立されたと思いきや、昨今はその反省に立ち逆戻りの方向を模索しつつも、現実は元のままである。

「もったいない」はもとより、「辛抱」「我慢」「根性」といった精神主義が社会の各層に復活・浸透して行けば、軽薄な輩(やから)も少しは地に足のついた生き方が出来るであろうし、大いにそれを期待している。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2009-01-26 17:17 | Comments(0)  

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