人気ブログランキング | 話題のタグを見る

劉大人からのクリスマスカードについて-2

古川さんの許(もと)に届いたのと同様、私の許にも劉大人よりクリスマスカードが届いた。

書面の内容は割愛するが、末尾の「捨てられた日本人より」と言う箇所に、青春時代、何ら疑問を抱く事無く「日本人」として過ごし、戦後、自らの意志とは全く関係無しに、日本国籍から台湾国籍(中華民国籍)へと変えられてしまった一人の親日台湾人の悲哀と、日本への憧憬の念の強さを否応(いやおう)無く突き付けられた感じがした。

古川さんも述べていた事だが、日台共栄があるべき理想の姿である。然(しか)し、閉塞感に覆われている現在の日本と同様、国民党が政権与党に返り咲き、「正名独立」路線から大幅に後退した台湾の現状も又、先行きの見えない暗雲が漂っている事は否(いな)めない。

「預言」や「予言」等と言うと何やら怪しい話だが、人も国家も「未来」が必ずしも定められている訳では無い。「斯(か)くありたい」と言う念を強く持つ事で、定められているかの如き「未来」は変えられる。そう願いたいものである。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2008-12-16 21:40 | Comments(0)  

<< 内閣支持率急落について-2 先見の明について >>