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先見の明について

昨今の経済危機に起因する様々な悲喜劇に関する報道を見るに、自分がその主人公とならぬためには、先見の明が必要ということを痛感する。

思えば、今起きている事象の数々は以前に一部の悲観論者から「後にこうなるかも知れない」と指摘されて来たことばかりである。

他方、先見の明があったからといって、実際に行動に移せたか否(いな)かは別問題であり、空疎・無責任な理想論は誰も傾聴することはなく、また、現実的・建設的な正論は煙(けむ)たがられるのが世間の常識であろう。

各人がせいぜい実務者たるべく努めればよしとすべきか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2008-12-13 21:21 | Comments(0)  

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