IE9ピン留め

石原新党について

 長く待ち望まれた政界再編の起爆剤の役割を果たす新党を立ち上げるという目論見は、既に功成り名を遂げた石原氏にとって魅力的なことに違いない。

 大物を抱えることになる新党に若手議員が参加するか否かは、新党の目指す政策如何(いかん)はさることながら、論功行賞への期待にかかっている。

 洞ヶ峠(ほらがとうげ)を極めこむよりも即断して旗幟(きし)を鮮明にする議員の方が信頼に足りるものの、一寸先は闇の世界である。

 紆余曲折はあろうが、これに関わる人達は国士的態度で臨んでほしい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-01-28 21:40 | Trackback | Comments(0) 

自民党の解散戦術について

 自民党執行部の解散戦術が何となく盛り上がらないのは、民主党と比較してプラスアルファがないからで、党内の懐疑的意見は尤もである。

 財政再建は「無い袖は触れぬ」で何処(どこ)かで帳尻を合わせる必要があり、別に自民党政権である必要はない。

 外交も今のところ自民党政権であれば格段の得点稼ぎが出来ると言う訳でもない。

 落ち着くところは、大義名分を明らかにして、時間が経てば経つ程「不磨の大典」となりつつある日本国憲法に手を入れることしかないが、これを全面的争点にする程の自民党の能力と国民に受け入れるだけの問題意識があるとは思われない。残念である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-01-22 20:20 | Trackback | Comments(0) 

台湾総統選結果について

 総統選は終わってみれば、馬氏の数パーセントリードとの事前予測が反映されたもので、矢張りそうだったかと感ずる。

 何となく不安定な政権維持であるという見方があっても、確かに中国追随の今後4年間となることは間違いない。

 台湾で中国の影響が一層強まることは避けられぬが、逆に影響を与えて行く「国」としてその存在感を示して行かねばならぬ。

 そのためには、日本が台湾の後押しをして間違った方向に進まぬよう絶えず見張っておくことである。日本はそれどころではないように思われるかも知れないが、意外に良識の人士はおり、声なき声はあるものである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-01-16 23:12 | Trackback | Comments(0) 

台湾の自主独立が死んだ日

台湾総統選で与党・中国国民党の現職、馬英九氏が再選された。

事実上の「第三次国共合作」を図り、大陸との経済的統合を推し進めた馬氏が再選された事により、次は政治的統合 ── 詰まりは「台湾の大陸への併合」 ── に拍車が掛かるであろう事は自明の理だ。

2012年1月14日。この日は残念な事だが、「台湾の自主独立が死んだ日」として歴史に刻まれる事だろう。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

# by ayanokouji3 | 2012-01-14 23:30 | Trackback | Comments(0) 

大手マスコミの報道をあてにする事勿かれ

 いよいよ、今週末(1月14日)、台湾総統選挙の投票が行われる。

 日本の直ぐ隣の国の新たな指導者が選ばれるビッグイベントである。それにも関わらず、NHKをはじめとする大手マスコミの対応(報道姿勢)は正直お寒いと言わざるをえない。

 私は幾度と無く、いや口を酸っぱくして言ってきた事だが、中東と日本を結ぶシーレーン上に位置する台湾は、正に日本にとっての生命線である。それ程、戦略上の重要拠点であり、此処に反日政権が誕生したり、反日国家の手に落ちる様な事態は、日本の安全保障上決してあってはならない事である。それにも関わらず、大手マスコミはまともに報道せず、報道されないが故に日本国民の関心度も低いと言う状態にある。

 繰り返すが、台湾は日本にとっての生命線である。

 国民が総じて親日的とは言え政権が反日では、日台関係に悪い影響が及ぶ事は論を俟たない自明の理である。

 NHK等のテレビや新聞の情報に頼っているだけでは当てにならない。ネットを通じて大手マスコミが報道しない、いや「報道管制」している台湾の「今」を、我々はもっともっと知る必要があるし、知らねばならない。

 そう強く思うのである。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

# by ayanokouji3 | 2012-01-08 21:45 | Trackback | Comments(1) 

天皇制について

 経済の先行きが不透明なことは日本に限らず、他国とても同じ、その中で日本のシステムが成熟しており、それ自体の先行きもまた見えにくいという面は確かにある。

 日本の特長として他国に優位性を持つものの一つが天皇制であることは論を俟(ま)たない。

 天皇制の有難(ありがた)さを日頃感ぜずにいる国民は実に有難いと言うべきである。

 長い伝統を踏まえた種々の改革が民主党政権において果たして可能なるや否(いな)や。政権交代後に委(ゆだ)ね、拙速は避けた方が良い。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-01-08 20:49 | Trackback | Comments(0) 

新年の抱負について

 あらたまの年の初めに抱負を述べることは時宜を得ている。それは、このブログを続けることである。今年で丸6年続くこととなり、これも偏(ひとえ)に竹下氏の御蔭(おかげ)であると感謝している。

 元々日台友好のためのブログなのだが、小生の力不足により台湾人との交流が極めて限られているのが現状であり、彼等(かれら)の置かれた状況を考えてみれば、致し方ない面もある。

 さて、世界の動向はテレビや新聞にてわずかに知り得るのみである。幸いにして小生は現在、暴戻(ぼうれい)なる支那人、執拗(しつよう)な朝鮮人のほか、奥が深いインドネシア人や無気味なグルジア人等を観察出来る立場にあり、個々の狭い観点から憶測を拡げて行くことも不可能ではない。

 言う迄もなく、日本も台湾も世界の潮流から超然として存立することはあり得ない。ただ、日台が一丸となって内外の諸問題に敢然と向かって行くとき、必ずや世界に貢献することとなるという信念の下に、良心的な日本人たらんことを真に肝(きも)に銘じつつ、この一年を送りたいと思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2012-01-03 20:06 | Trackback | Comments(0) 

年初に当たって

 昨年、平成23年は、3月11日発生の東日本大震災及びそれに伴う福島第一原発のメルトダウンに始まり、野田民主党政権の迷走、そして、年の瀬も押し迫った12月17日、日本の宿敵であった金正日(北鮮国防委員会委員長)の死と、正に激動の一年であった。

 年も革(あらた)まり、今年こそ良い一年であって欲しいと切に願ってはいるが、昨年末、野田総理が強引に通した八ッ場ダム建設推進、消費税増税路線と言った民自政権交代の切っ掛けとなった民主党のマニフェストを裏切る「変心」が元で、民主党は党内から少数とは言え離党者をを出し、自民党をはじめとする野党からも衆院解散総選挙を以て改めて国民の信を問う可しとの気勢が上がっており、年明けけ早々、政局が益々混迷を深めている。

 本年は1月14日に台湾総統選挙、3月にロシア大統領選挙 秋に「中国」(支那)国家主席の交代、そして、12月には韓国大統領選挙と、昨年末、金正恩体制が発足した北鮮も含め、日本の近隣諸国の指導者が相次いで交代する。それが日本にとって吉と出るか、凶と出るか、いや、抑(そもそ)も首相がころころと代わり政治が不安定で経済も低迷する日本等相手にすらされぬかも知れない。

 明治維新は西風(薩長・朝廷)が東風(幕府)を圧する形で始まった。そして、今再び、西風(大阪維新の会)が東風(既存の全国政党・野田政権)を圧する形で新たな政局の胎動が始まっている。

 願わくば、平成二十四年が干支の辰に因んで、日本が昇龍の如く国運の再浮揚に繋がる年であって欲しい。そう切に思うのである。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

# by ayanokouji3 | 2012-01-01 21:08 | Trackback | Comments(0) 

本年を振返って

 本年も残すところ2日となり、振返るに、大変動の年であったことは言う迄もない。更に来年に向け、大変動が如何(いか)なる形に結びついて行くのかを正確に述べるのは、予言者でも難しいことだろう。

 年明け、台湾の総統選挙は如何なる結果となるかは最も興味のあるところである。次に、中国経済の動向が気になる。

 欧米のことは余り心配しても仕方がないけれども、我が国にも影響が波及して来るのは致し方ない。

 本年、小生の周囲には慶事も幾つかあり、個人としては良い年であった。来る年にはただ期待するより何らかの新しいことを企てる絶好の年となるよう努力したい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-12-30 20:33 | Trackback | Comments(0) 

金正日総書記死去について-2

遂に北の「偉大なる領導者、金正日(キム・ジョンイル)同志」が死んだ。

だが、だからと言って我が国との関係が変わった訳では無い。

KEDOに於ける履行義務違反を棚に上げての核開発推進。横田めぐみさんをはじめとする数多くの邦人拉致被害者は未だ解放されてはいない。

まさか、野田民主党政権は、金正日から三男、正恩(ジョンウン)への代替わりに対する一種の「御祝儀」 ── 制裁緩和等考えてはいるまいが、此処は日本が主張す可き事を従前同様強く主張し北鮮に対する圧力を堅持していくのが肝要だ。

過去の経緯を見る迄も無く、北鮮にイソップ寓話『北風と太陽』の様な太陽政策は効かない。

現状では唯々「圧力」あるのみである。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

# by ayanokouji3 | 2011-12-19 22:40 | Trackback | Comments(0) 

金正日総書記死去について-1

 慰安婦問題への対応に汲々としている李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領の様子をテレビで見て、韓半島はただならぬ状況にあると同情していたところへ、遂に金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮総書記死去という形でそのことが現われた。

 今後、極東情勢が如何(いか)に成り行くのか。日台における政治勢力の浮沈は全体の中の一幕に過ぎない。

 局面の転換というのは、あっという間にやって来る。その準備が各国ともに出来ているのか。

 経済・軍事、来る年も多事多難、日本国としては仮想敵を作り、戦う覚悟を持つほかに道はなさそうである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-12-19 21:05 | Trackback | Comments(0) 

政権運営について

 新聞報道によれば、台湾の総統選の見込みとしては目下現総統が稍(やや)リードしているとのことであるが、何(いず)れの候補が当選するにせよ、対中関係および経済の舵取りでかなりの苦境に陥(おちい)るのは誰しも予想出来る。

 一方、日本の野田政権は福祉・TPP・沖縄問題の三点セットをまとめ上げる迄持ちこたえることが出来るのか否(いな)か。

 政治に志す者の頂点に位置する、政権を掌握した党の幹部に余程(よほど)の覚悟がなくては、五月蝿(うるさ)いマスコミと権利意識の高い選挙民の要求に応じられないのは、財政状況が健全でないからである。

 「危ふしと言ひて過ぎにし二十年 気力失せたり老いも若きも」の状況下、悲観的楽観主義を以て政権を運営しなければ迚(とて)も持続することは叶わぬのが現実である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-12-16 23:50 | Trackback | Comments(0) 

台湾よりのメールについて

 本11日付の朝日新聞国際面に「子豚の貯金箱 ひしめく 台湾・民進党が寄付集め」という見出しの記事と写真がある。10日は民進党が数十万個配った貯金箱の一斉回収日であったという。

 台湾の総統選のための資金集めに貯金箱を利用するあたり、台湾人らしさが出ている。

 さて、台北の李叔徳氏より、「台湾の経済情勢は厳しく、実質的な失業率は悪化の一途にあり、給料の出ない休日出勤は一層普通のこととなりつつある」とのメールが来た。

 勤労者の中には疲弊の度が増し、益々内向きで、益々虚脱感のある憂鬱な日々を過ごしている諸君が日本のみならず、台湾にも多いということである。そのメールは、台湾のそのような雰囲気が伝わって来る内容であった。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-12-11 21:07 | Trackback | Comments(0) 

開戦70周年に思う

 国民が贖罪感を新たにするようにとの願いからか、朝日とNHKの年中行事として、8月と12月に戦争の史実を反芻する記事・番組の提供がある。

 新事実の発見を小出しにしながら、生存者に証言させるその手法は実に綿密であり、敬服に値するものの、洗脳教育の観がある。

 後智恵・評論は中国共産党による抗日教育の延長線上にあり、日本生まれの外国人を立派に育成しても、日本生まれの日本人に即応した内容ではない。

 原発事故と戦争を結びつけるような思い込みは程々にして、朝日とNHKにおいては、明るく前向きな独自の歴史観の構築を切に望む。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-12-08 21:23 | Trackback | Comments(0) 

安倍晋三氏の講演について

 昨6日、永田町の星稜会館で催された安倍晋三氏の講演会に出席した。同氏の体調は完全に恢復(かいふく)し、再登板に向け、非常に意欲的な講演内容であった。

 自民党の凋落は矢張り憲法制定に関する党是を等閑(なおざり)にして、目先の経済・福祉政策の運用に汲々としていたことにあり、今では民主党と然程(さほど)変わりのない体(てい)たらくである。

 安倍氏の再登板の機運が盛り上がるや否(いな)やはさておき、同氏在職中、一時的に日本経済が上向きになったことは確かであり、その実績は肯定出来る。

 国民が失望したのは、マスコミ対策に抜かりがあり、また、政権の終わり方が余りにも呆気(あっけ)なかったことである。再登板が困難であれば、首相経験者として今後も多方面で活躍してほしい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-12-08 21:15 | Trackback | Comments(0) 

平成を振返る

 平成23年も今月で終わりとなるが、平成という時代の流れを振返ってみると、戦後の虚脱感からバイタリティーに満ちた昭和の最盛期を経て、かなり生真面目(きまじめ)で幅の狭い時代となって来ている。

 それは弱者と称される方面の意見を尊重する余り、動きがとれないということなのか、或(ある)いは日本人の性格が根本的に変容して来ているのか、何(いず)れか、または両方である。

 税制や社会福祉の見直しは本来ならば早期に明確な方針を打ち出し、また、それを実践すべきであったにもかかわらず、今尚掛け声だけで右往左往している状況である。

 平成という年号は、本来の意味に比し何か苦々しいイメージのある、後味(あとあじ)の悪いひびきとなって来た。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-12-02 20:46 | Trackback | Comments(0) 

親日嫌中


台湾の若者の「親日嫌中」が明らかに、調査で
「日本は友好的」「中国は非友好的」―SP華字紙

Record China 11月25日(金)11時35分配信

 2011年11月24日、台湾の若者にとって「最も友好的な国」は日本で、「最も非友好的な国」は中国であることが分かった。シンガポール華字紙・聯合早報が台湾紙・中国時報(電子版)の報道として伝えた。以下はその内容。
 台湾の社会福祉団体「金車教育基金会」が高校・大学生を対象に実施したアンケート調査で明らかになった。それによると、「台湾に最も非友好的」な国について、87.9%が「中国」と回答。反対に「台湾に最も友好的な国」では、56.1%が「日本」と答えた。台湾の若者の「親日嫌中」ぶりが浮き彫りとなった。
 歴史的な恨みから中国人はほぼ全員が「反日」だ。台湾も強権政治時代は反日教育が施され、中台は内戦状態にありながらも「日本への敵視」という点で一致していた。だが、台湾が民主化され、「台湾人意識」が強まってくると、日本への敵意は薄れ、彼らにとって日本人は良き友人へと変化していった。
 台湾の若者は日本を「最も友好的な国」だとしているが、実際に日本が台湾に対して友好的であるとは限らない。アンケート調査の結果は単に「台湾人の日本に対する友好」を示したものだ。台湾人の「親日」ぶりは今さらいうまでもない。東日本大震災で台湾の民間から贈られた義援金の額が世界最多だったことからもよく分かる。
 中台の日本に対する認識は全くの正反対だといえる。中国は台湾のこうした「敵と味方を取り違えた」行動を苦々しく思っているに違いない。だが、中台は「同文同種」の血縁関係にある。どんなに「台湾人意識」が強い人でも中国本土の人々に対する思いは特別なはずだ。
 それを証明するように四川大地震の時の台湾からの義援金もやはり世界最多だった。中台はいざとなったら兄弟のように助け合う関係なのである。だが、中国共産党は「血は水よりも濃い」を政治の道具にし、「統一」を促そうとしても反感を買うだけだ。こうした人心を得ない対台湾政策を早急に改めなければ、中台関係はますます疎遠になっていくだろう。(翻訳・編集/NN)

URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111125-00000013-rcdc-cn


 日本と「中国」(支那)は互いに漢字を用い、東亜細亜に於ける黄色人種であり、更には永年、儒教に慣れ親しんできた国である事から、「同文同種」であるとよく言われる。然し、実際には言語一つ採っても文法は全く異なり、文化と価値観には大きな隔たりがある。それに対し、「中国」と台湾は共に支那文化圏に属し、言語も公用語は北京語だ。詰まり、日本と「中国」の間柄よりも、余程「同文同種」であると言えよう。それにも関わらず、台湾人にとって最も友好的な国(国民)は何処か?と言う問いに対し、台湾の若者は「日本」と答えた。因みに、最も非友好的な国は「中国」、次点は韓国だったそうだ。

 経済面で中台接近がよく説かれるが、現実はそう簡単にはいかない。互いに言葉が通じない日本と台湾が国交を樹立し同盟関係を築く事はあっても、経済力・軍事力にものを言わせて「中国」が台湾に統一話(「統一」と言えば聞こえは良いが実際には「併合」)を持ちかけても、相手を「最も非友好的な国」と見做している台湾がそれに応じる事は現時点では先ずあり得ない。いや、たとえ政府がそれを強行しようとした所で、台湾人自身がそれを看過する事は無いだろう。

正に、「中国」の「骨折り損のくたびれ儲け」と言えるだろう。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

# by ayanokouji3 | 2011-11-29 22:04 | Trackback | Comments(1) 

税制抜本改革について

 野田内閣発足以来、消費税率上げの件は着々と準備が固まって来ているように見えるものの、税制抜本改革を通じた財政再建への意気込みは感ぜられない。

 財政上の付け替えに過ぎないとも言える事業仕分けに新鮮味がなくなった今、残るは大盤振舞で破綻している欧米の例を持ち出して一大キャンペーンを打つことである。

 十分な内部留保のある企業が焦らないように、個人レベルで言えば、金で苦労していない幸せ者は国家財政破綻に実感が湧かないことであろう。

 天災はもとより、維新や敗戦といった大きな変動がなければ対応しないのが人間の心情ではある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-11-24 18:18 | Trackback | Comments(0) 

台湾総統選について

 昨21日から台湾総統選の立候補者届出が始まり、親民党の宋氏の動向が注目されている。宋氏と言えば、事ある毎(ごと)に話題を作って来た人物だが、70歳であれば野心は未だ失せず、であろう。

 台湾の総統選は一筋縄では行かず、もつれ込む公算が強い。投開票迄2ヶ月を切った今、如何(いか)なる展開があるのか興味がある。

 ところで、米大統領選の前段階の共和党候補の競争は混沌としている。本命が本命ならず、而(しか)して本命のようでもある。収斂(しゅうれん)の過程は見物だが、何時(いつ)もの通り、無駄なエネルギーを費やしている観がある。足を引っ張り合うのは台湾の総統選にも些(いささ)か類似点がある。

 台湾の馬政権のこの4年間は台湾の歴史の中で後年如何(いか)に評価されるのだろうか。それも選挙の結果次第である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-11-22 20:52 | Trackback | Comments(0) 

日米中台の動向について

 大震災以降、日本国の政治の動揺を十分に経験した国民は各種の異議申立を行うのは少数者に任せておく術(すべ)を一層身につけて来ている。

 経済が手詰まりとなって来ると他に活路を求める米中首脳の得点稼ぎの姿勢は確かに危ういが、それに乗じた日本外交には一定の成果があることだろう。

 台湾は対中関係で一線を越えると必ず引き締めがあるのは自明の理であり、制約はあるものの、何とか智恵を出して行くことが求められる。

 日本国民は今後共跳ね上がった投票行動は控え、状況を改悪させることのないように努めねばならない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-11-20 22:18 | Trackback | Comments(0) 

読売記事について-2

 生活保護急増の裏には失業増があり、医者不足の背景には高齢社会に伴う患者増がある。また、年金財政の先行きには丼勘定のイメージから来る根強い不信感がある。

 消費税上げの雰囲気作りと福祉優遇批判キャンペーンとはワンセットであるが、誰もこれを真っ向から否定出来ない。TPPの是非に至っては国民は蚊帳(かや)の外である。

 全ては公的なものへの期待・依存から生まれるのであり、その期待・依存から脱却すれば、何ということもない。

 社会現象における淘汰の継続には痛々しいものがある。福祉行政の恩恵に与らない明るい老後を目指しつつ、日々精進したい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-11-10 20:47 | Trackback | Comments(0) 

読売記事について

 本8日の読売朝刊に連載第1回「急増 生活保護 受給200万人働き盛りも 自立に結びつかず」があった。

 勤め人も自営業も決して楽ではない社会の状況となり、嘗ては一般人をして眉を顰めさせた生活保護受給も軈ては当り前の時代となって行くのだろう。

 公共投資として消費の維持に一役買うと共に監視下に置き犯罪を防止するという副次効果はあるものの、「自立に結びつかず」というのは考え物である。

 国家・企業・個人、監視対象となるのは関係者にとって恥である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-11-08 19:41 | Trackback | Comments(0) 

欧州債務問題について

 同床異夢の欧州各国の統合は結局破綻を招き、陰鬱なる論調の記事を目にしない日はない。

 入るを量りて出ずるを制す、の基本原則を守らぬがための咎であり、誰を責めるべきか。国のリーダーか国民か。

 理想論・精神論を持ち出しても解決しない。強硬な損切りが出来ないのが諸悪の根源である。

 中道左派の目指す国づくりとはかくの如きものであった。月並な表現だが、日本にとって「他山の石」である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-11-02 21:11 | Trackback | Comments(0) 

昨今の所感-5

 国外に目を転ずれば、米一般国民のプライドが薄れつつある様子を耳にするものの、貧富の格差が経済のエネルギーとなっている国で彼此(かれこれ)異議申立しても、議会内での足の引っ張り合いが進行するばかりで、改革が掛け声に終わるのが関の山である。

 タイは治水対策の不備が今日の事態を招いたとはいえ、巨費を要する工事について国内的合意がスンナリとまとまるとは思えない。天災はこれを如何(いかん)ともする能(あた)わず、である。

 台湾については細々としたニュースには接するが、全ては来年の総統選次第とは相ならぬところに、台湾の抱える難しい宿命を感ずるのである。

 中国の行く末は共産党指導部の手腕による。誰も正確には予測出来ない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-10-29 01:05 | Trackback | Comments(0) 

昨今の所感-4

 民主党政権が誕生してからというもの、日本が日本ではないような気がしていたが、それは細川政権の頃から始まっていたのである。

 当時はいずれはまともな政権に戻るという期待を抱いていたが、今回の政権交代以降の鳩山・菅・野田と続く内閣の推移を見るに、日本は元に戻れない道を歩んでいる。

 自民党の時代から民主党の主張するような流れは確かにあったのであり、自民党の積弊を民主党が引き受けているという面が多々ある。

 当分の間、内閣の変わらない形での政権運営が望ましく、それで国が立ち行かぬということであれば、致し方なし。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-10-26 18:10 | Trackback | Comments(0) 

日本は「中国」の顔色等窺わず、今こそ台湾と国交を樹立せよ!

 平成23(2011)年3月11日。未だ記憶にも新しい東日本大震災が東北から関東に掛けての広い地域を襲った日です。死者1万5,782人(9月11日現在 以下同)、重軽傷者5,932人、行方不明者4,086人、全壊家屋11万5,163戸、半壊家屋16万2,015戸、全半焼家屋284戸、そして、被害総額は阪神・淡路大震災の10兆円を大きく上回る16兆から25兆円と言う未曾有の大災害となったのです。この国難に際し日本赤十字社に寄せられた義捐(ぎえん)金は、10月13日現在で約257万6千件、総額約2,938億2千万円。一方、世界各国からも米国(派遣人員約8千名・救助犬12頭・義捐金49億円以上・物資150t)を筆頭に、韓国(派遣人員107名・救助犬2頭・義捐金約7億円・硼酸52t・その他援助物資)・「中国」(支那;救助隊15名・義捐金7,200万円・ガソリン等燃料2万t・援助物資3億6千万円相当)、更にはモンゴル(援助隊12名・義捐金約1億2,500万円)、若き国王の御成婚に沸くブータン王国(義捐金約8,200万円)、太平洋のサモア(義捐金約800万円)やトンガ王国(義捐金約900万円)と言った小国からも数多くの支援が寄せられました。(10月現在概算集計) そして、その中でも一際(ひときわ)注目された国がありました。何を隠そう日本の隣国である台湾(中華民国)です。

 今回、台湾から寄せられた支援は、救助隊63名・義捐金200億円超・支援物資500t以上と言うものでした。義捐金に限って見ても、台湾からの支援額は世界一だったのですが、更に各国からの支援額を国民一人当たりの金額で見た場合、米国が約16円、韓国が約14円、「中国」が僅か5銭(0.05円)であったのに対し、台湾は864円と突出しており、支援物資をも含めて換算すれば、上はお年寄りから下は生まれたばかりの赤ん坊に至る迄、国民一人々々が千円札1枚を義捐金箱に入れた計算になるのです。これだけでも驚嘆に値(あたい)する事なのですが、更に驚く可(べ)き事は、此程(これほど)の手を差し伸べて呉(く)れた台湾と日本との間に正式な国交(外交関係)が無い事です。

 日本の未曾有の国難に対し、世界一の支援をして呉れた国、台湾。本来ならば、此程の支援に対し、日本は総理が直々(じきじき)に台湾を訪問し、総統(大統領)に直接謝意を伝えても良い位です。然し、国交が無い事、更には「ある制約」から今以て実現していません。いや、日本政府が4月11日、菅直人総理(当時)の名に於いて、米(『ウォールストリート-ジャーナル』・『インターナショナル-ヘラルド-トリビューン』)・英(『フィナンシャル-タイムズ』)・韓(『朝鮮日報』)・中(『人民日報』)・露(『コマーサント』)・仏(『ル-フィガロ』)6ヶ国の7紙の新聞に、「Thank you for the Kizuna(絆をありがとう)」と題した大々的な感謝広告を掲載したにも関わらず、最大の支援国・台湾の新聞に、それを掲載しなかった事一つ見ても、「親中左派」の民主党政権下で、これからもこの「不誠実」・「不義理」が改善される事は望む可くもありません。だからこそ、日本人在野有志により5月3日、『聯合報』(朝刊9面)・『自由時報』(朝刊5面)の2紙に、「謝謝台灣(ありがとう、台湾)」なる感謝広告が掲載されたのですから。(詰まり、現在の日本政府・与党は「民主」と言い乍(なが)ら、日本国民の意を汲む事をせず、「当てにならない存在」であると言う事でもある)

 ところで今回、台湾は何故、世界一と言われる支援を日本にして呉れたのでしょうか? 東日本大震災は日本史上稀に見る程甚大な被害をもたらした大規模災害であり、正に「国難」の一語に値する事は確かです。ですから、如何(いか)に「付き合い」(国交)が無いとは言え、「お隣さん」(隣国)の誼(よしみ) ── 義理 ── で「お悔やみ」を包むのは分かる事です。然し、其の金額が他の追随を許さぬ程の大金となると、其処に何かしらの理由が必ずある筈です。その理由の一つは、平成11(1999)年9月21日に台湾を襲ったマグニチュード7.6の台湾中部大地震(921大地震)の際、国交が無い日本が各国に先駆け、即日、国際消防救助隊145名を派遣。いち早く支援の手を差し伸べた事を台湾公民(国民)が忘れず、今回は其の際の「お礼」・「お返し」の意味も兼ねて、官民挙げて日本に対し巨額の支援をした事です。然し、それだけが理由ではありません。日本と台湾が66年前迄「一つの国」(台湾は明治28(1895)年から昭和20(1945)年迄の半世紀、大日本帝国を構成する一地域だった)事、そして、その治世を経験した老世代が比較的肯定的に受け入れ、概して「親日」である事。更には、日本による統治時代を知らない(知識として知ってはいるものの、実体験として知らない)若い世代に於いても、日本のサブカルチャーから「入門」し、更には日本文化そのものに通暁しようとする「哈日族(ハーリーズ)」(日本大好き族)と総称される新「親日」派が多くいる事。そして、日台両国共に、「中国」からの政治・経済・軍事的影響や圧力を受けていると言う共通性。これら幾つもの要素から、「正式な国交」が無いにも関わらず、盛んな「民間交流」に支えられる形で、両国の互いの国に対する国民感情は良好である訳です。

 扨(さて)、その様な日台両国が何故、際だった対立軸が無いにも関わらず、正式な国交を樹立しないのか? 其の要因の一つは台湾の国号(国名)にあります。実際、台湾が台湾国内で自己完結する政治実態を擁する主権独立国家である事は誰の目からも明らかである訳ですが、それとは裏腹に台湾を「主権独立国家」として承認、国交を持っている国は、全世界190数ヶ国中、ヴァチカン市国(ローマ教皇庁)・パラグアイ・パラオ等僅か23ヶ国(2011年現在)しかありません。然も、それらの国が国交を結んでいる相手国の名は「台湾」ではありません。台湾の正式国号である「中華民国」です。然し、その正式国号「中華民国」が妨げとなり、台湾と国交に準じた関係を持っているにも関わらず、正式な国交を結べずにいる国が多々ある事も確かです。その最大の理由は「中華」の看板を名乗っている事にあります。

 ご存じの通り、現在、支那大陸を統治している「中国」なる国の正式国号は「中華人民共和国」です。その「中国」にして見れば、昭和24(1949)年10月1日、毛沢東率いる紅軍(中国共産党軍)が、蒋介石率いる中国国民党軍を攻撃、首都南京を攻略して中華民国政府(南京国民政府)を崩壊させた事を以て、「中華民国」は滅亡。新たに中国共産党率いる「中華人民共和国」が全支那の正統国家として樹立されたと言う「歴史認識」があります。詰まり、この時点で「中華」を称するのは自分達の「中華人民共和国」のみであり、他に「中華」を名乗る勢力は存在しないと言う立場である訳です。然し、国共内戦に敗れた蒋介石の中国国民党は、嘗(かつ)て満洲から勃興した清朝により明朝が滅ぼされた際、明の遺臣であった鄭成功が大陸の拠点を放棄、海峡を渡って台湾に反攻拠点を遷したのと同様、自らも鄭成功に倣(なら)って「中華民国」を台湾に移転しました。詰まり、大陸の「中国」にして見れば「中華」=「中国」は自分達のみの筈が、台湾に自分達とは異なるもう一つの「中華」=「中国」が存在する訳で、断固として認められない訳です。これが所謂(いわゆる)「一つの中国」、「二つの中国」と呼ばれる問題である訳です。然も、ややこしいのは国連(聯合国)に於いて、終戦直後、常任理事国であった蒋介石の「中華民国」がその座を奪われ、新たに毛沢東の「中華人民共和国」が「中華」=「中国」の唯一合法な正統国家として、其の座に就いた事で、国際社会も建前上、「中華人民共和国」の掲げる「一つの中国」を受け入れ、「中華人民共和国」以外に「中華」を名乗る国家はこの世に存在しない ── 詰まり、「中華民国」を名乗り続ける台湾を正式な国家としては認めないと言うレールが敷かれてしまった事です。若(も)しも、蒋介石が台湾に遷った際、「中華民国」の看板を下ろして、新たに「台湾民国」或(ある)いはと「台湾共和国」とでも改称していたなら、ひょっとしたら台湾を正式な国家として承認、国交を樹立する国も今以上に、ずっと多かったかも知れません。と言っても後の祭りではあるのですが・・・。

 話は戻って日台関係についてですが、前述の通り、現在、日台両国の間に正式な国交はありません。日本としては、昭和47(1972)年9月29日の日中国交正常化による「中華人民共和国」との国交樹立と、それに伴う「中華民国」(台湾)との国交断絶により、「中華人民共和国」の掲げる「一つの中国」を受け入れた形になっており、その観点からすれば、原則論として台湾が「中華」の看板を下ろさない限り、国交樹立は不可能であると言えます。然し断交後も両国は、日本が台北に「財団法人交流協会台北事務所」、台湾も東京都港区に「台北駐日経済文化代表処」と言う事実上の大使館を設置、「民間外交」の名の下に経済・文化分野で関係を維持してきました。詰まり、欠けているのは現実には政治・儀礼分野であり、其処をクリア出来れば、極東に於いて比較的良好な両国が「真のパートナーシップ」に基づく強固な同盟関係を構築する事が可能である訳です。然し、そうなると当然、「中国」が看過する訳がありません。自分達「中国」の領土であると考えて居る台湾は元より、日本に対しても「一つの中国」の論理を盾に台湾との関係強化を阻止しようと攻勢に出てくる事は必定(ひつじょう)です。然し、その「中国」の攻勢を受け流し、台湾と国交樹立する方法 ── 詰まり、「中国」にぐうの音も出さない反論のカードが実はあるのです。

 話が横道に逸れますが現在、朝鮮半島には韓国(大韓民国)と北鮮(朝鮮民主主義人民共和国)と言う「二つの国」が存在しています。日本はその内、韓国のみを国家として承認、国交を持っており、もう一方の北鮮に付いては国家として承認せず、当然乍ら国交も持っては居ません。(詰まり、日本としては建前上、朝鮮半島には「韓国」と言う国家しか存在しないと言う立場) では、「中国」はどうかと言うと、「米帝(米国)とその傀儡(かいらい)である南朝鮮(韓国)」の勢力を打倒、祖国(朝鮮半島)統一を目論んで北鮮が韓国に南侵した事で勃発した朝鮮戦争(実際には現在、休戦状態で終結した訳では無いのだが)を共に戦い、「血の友誼」・「血の同盟」と称される強固な同盟関係にある北鮮を一貫して「朝鮮半島に於ける唯一合法な正統国家」として承認支持し、韓国を国家として長らく認めてきませんでした。詰まり、「中国」は北鮮の建国以来、一貫して「一つの朝鮮」を支持してきた事になります。然し、それが覆される事件が平成4(1992)年8月24日に起きました。「中国」が盧泰愚(ノ=テウ)政権の韓国と国交を樹立したのです。詰まり、この瞬間、「中国」は北鮮を「朝鮮半島に於ける唯一合法な正統国家」とする「一つの朝鮮」と言う論理をあっさりと捨て去り、同盟国である北鮮の敵国である韓国も国家として承認・国交を持つと言う「二つの朝鮮」政策に転換した訳です。(この過程で、韓国は建国以来一貫して国交を持ってきた台湾と断交した) 何故、この様な話を此処で持ち出したのかと言うと、もう皆さんならお分かりの事と思いますが、一貫して同盟国北鮮 ── 「一つの朝鮮」とのみ国交を持ってきた「中国」が、「もう一つの朝鮮」である韓国とも国交を持った事で、「中国」は朝鮮半島には北鮮と韓国と言う「二つの朝鮮」が存在する事を国際社会に対し認めたと言う事実です。これは当然乍ら、北鮮から見れば「中国」の裏切りに値する行為であるのですが、当の「中国」は何の弁明も、ましてや「一つの朝鮮」から「二つの朝鮮」に方針転換するに際しての説明も行っては居ません。あるのは結果として「一つの朝鮮」政策を排し、「二つの朝鮮」政策に転換、北鮮・韓国どちら共付き合う事にしたと言う事実のみです。その「中国」の前例が日本にとって実は好都合であるのです。

 繰り返しますが、日本が日中国交正常化により「中華民国」(台湾)と断交し「中国」と国交を樹立、今日に至る迄「一つの中国」と言う論理を支持してきた現実があります。然し、当の「中国」が「一つの朝鮮」を排して「二つの朝鮮」に奔(はし)った以上、日本も最早(もはや)「中国」が掲げ、国際社会に押し付けている「一つの中国」と言う論理に縛られ続ける必要はありません。「民間交流」と称して、影でこそこそ関係を維持する様な事は已(や)め、台湾との間に正式な国交を樹立する可きです。その際、「中国」が日本に「一つの中国」と言う論理を盾に日台国交樹立を阻止しようとしてきたら、日本はこの様に言えば良いのです。

「中国」だって「二つの朝鮮」を認めたではないか?
自らの変節を棚に上げて日本を糾弾する気か?

と。当然、「中国」の事です。昨年(平成22=2010年)9月の尖閣諸島沖漁船衝突事件、いやその前、平成20(2008)年の「毒入り餃子(ギョーザ)事件」の際の対応を見れば、自らの変節等棚に上げて日本を糾弾する事は目に見えています。然し、彼等が傲慢になればなる程、「中国」に対する反発や警戒心が増長、回り回って自らの首を絞める形になるだけですし、折角、経済面で台湾公民を懐柔、台湾を自国に平和的に併合しようと言う「祖国統一事業」に冷や水を浴びせる事にもなります。このジレンマの中で、「中国」が増強の一途を辿る軍事力に訴えて迄して日台国交樹立阻止に動くのか? 若し「中国」が、その様な方向に奔ったりすれば、日台両国の対中感情は更に悪化すると同時に、「中国」を「共通の敵」とする日台両国の関係は益々強化される事でしょう。詰まり、例えれば二人の仲を裂こうとしたのが、逆に二人のお互いを想う気持ちを強めてしまう結果になってしまった・・・等と言う事になりかねず、「中国」にしても安易に軍事力をちらつかせる事は出来ないでしょう。

 孰(いず)れにせよ、現在の日台関係は正常ではありません。本来、国交を持っていて然る可き日台両国が断交した儘(まま)である事の方が異常とさえ言えます。今年11月中旬、インドネシアで開催される日本・ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議に於いて、東支那・南支那海の航行の自由や安全、国際法規順守を骨子とする海の安全保障分野での関係強化を盛り込んだ『日本・ASEAN海洋安保共同宣言』が採択される予定で、急速な海軍力増強と領有権問題で幾つもの国と摩擦を起こしている「中国」を掣肘(せいちゅう)する観点から、日本とASEAN諸国が共同歩調を取る事で「中国」を牽制しようと言う方針が色濃く打ち出されます。其処に更に日台関係の強化を加える事で、以前から私が提唱している日台比(フィリピン)枢軸 ── 「海のマジノ線」構築による「中国」の外洋進出の阻止 ── それこそが日台両国をはじめとする海洋国家の安全保障に寄与すると私は今現在も考えて居ます。益々手が付けられなくなっている横暴且つ周回遅れで出現した帝国主義国家「中国」に対処するのに一国々々が、てんでばらばらに行動していては絶対にいけません。此処は日台両国とASEAN諸国が連携し、合従連衡(がっしょうれんこう)を以て対処する。その為の一方策としても、日台両国の関係正常化 ── 国交樹立が不可欠であり急務であると言えるのです。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro
(2011-10-15 『帝國電網省』に発表)

# by ayanokouji3 | 2011-10-17 22:23 | Trackback | Comments(0) 

台湾総統府について

 先日、ディスカバリーチャンネルで台湾総統府の内部と建国記念日の行事(昨年99周年時)を紹介する番組を見た。

 大正8年建立の日本の総督府が昭和20年の空襲でかなりの被害を受け、その後修復、使用を続け、今に至っていることには今更(いまさら)乍(なが)ら感心する。

 民国100年であるからには、それなりの正統性を要し、今は総統府という建築物がその象徴となっている。

 機能面では問題があっても、使用可能な限り、当分の間、現状のままとしておくことに意義はある。総統府を博物館として保存する時期が来れば、それは台湾の新たな一歩ということである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-10-16 22:37 | Trackback | Comments(0) 

馬氏の建国100周年演説について

 馬氏の建国100周年演説に関する読売新聞記事を読んだ。その言葉とは裏腹に、台湾の先行きの運命は台湾自身が握っているのではなく、各国の思惑が絡んだ中での動きになるということは誰しも予想している。

 建国100周年とはいえ、台湾に移ってからは62年となる。日本で明治100年を祝ったのは昭和43年であったが、それより62年前といえば、日露戦争直後である。

 62年ともなると世代が変わり、歴史観を自国の都合の良いように勝手に解釈して押し付けて来る、或意味で阿漕な中国や韓国、それに引き換え、日本や台湾は真面目過ぎる。

 建国以来の経緯と様々な制約から脱皮出来ない台湾は日本と酷似している。当分の間、台湾に事なからんことを祈るのみである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-10-12 21:57 | Trackback | Comments(0) 

江氏の健在アピールについて

 9日の辛亥革命100周年記念大会において、江沢民氏の健在ぶりが明らかとなった。鄧小平氏長逝の際は、朝日新聞のスクープであった。江氏死去の誤報に及んだ産経新聞は完全にたばかられたのであろう。

 さて、記念大会では「中台関係の平和的発展」や「平和的統一」があらためて呼び掛けられたという。

 来年の総統選の結果如何(いかん)にかかわらず、台湾統一を錦の御旗として掲げざるを得ない中国共産党は現状維持・凋落(ちょうらく)の関頭に立っている。

 中台関係を傍観するのみの側としてはもどかしくもあるが、一足飛びの急変動は望ましくない。これは中台の政府・人民共に十分判っていることである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-10-10 21:40 | Trackback | Comments(0) 

昨今の所感-3

 現代的意味での経済停滞の長期化については日本の方が先進国であり、各国が必死に日本の轍を踏まぬよう努めているという現実がある。

 健全な国家財政は望ましい姿である。併(しか)し、人心が萎縮し、消費が伸びず、その結果経済停滞がこの先も続くとなると、国家が国民の代わりに無駄遣いするという以前の経済対策も妥当と言わざるを得ない。

 以前の経済対策が駄目であれば、経済の評価自体を根本的に変え、デフレ経済をよしとする必要がある、これは表面的には受け入れられないものの、物価下落・安定を暗黙裡に受け入れているのが国民心理である。

 発想・対策は幾等でもある。今の日本が最終的に取るべきは日本独自の進め方であり、増減税・福祉調整等、結局は落ち着くべきところに落ち着き、何(いず)れの方向に進もうとも国民の連帯責任となる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

# by ayanokouji3 | 2011-10-09 22:14 | Trackback | Comments(0) 

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