在日中国人について

 在日中国人は小生にとって最も興味ある観察対象の一つである。この十数年間、多くの人達を身近に観察する機会を得て、彼等の世代の交代と価値観の変化を感じて来た。

 文革を話題とすることの出来る、何となくぎこちない人達が少なくなっている一方、考え方が前向きで処世術に長けた若者が多くなって来ている。

 東京新聞朝刊「私の東京物語」に1980年代に来日した、作家楊逸が10話完結のエッセーを掲載中である。彼女と似たり寄ったりの経験をした中国人達を知っているが、エネルギーに満ち溢れている。

 他国での理不尽な思いを克服したからこその中国人の客観的成功は、日本人の安定した外国生活同様、簡単に得られるものでない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-11-14 11:57 | Comments(0)  

民進党の分裂について

 10月22日の総選挙に関する後講釈は種々あれど、民進党から希望・立憲民主党が派生したことにより、公明・共産・維新が割を食っただけの結果となった。

 民進党は解党せず、本体が未だに残っているところに、現状に至る矛盾・問題が露呈しているのは、無理からぬことである。

 「昔の名前で出ています」といった大物にどうしても頼らざるを得ないのは、政治の世界の奥深さ故でもある。

 各党が早期に意見を集約して「大同団結」、日本国の発展のために大いに貢献してほしい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-10-28 21:20 | Comments(0)  

台湾問題について

 世界に様々な変化が見られる中で目立たなくなっているのが台湾問題である。

 大紀元時報等により、中国による台湾での種々の工作が進行中であることは判っているが、以前程のインパクトがない。

 現在の状況下、台湾問題が大きくクローズアップされないことが良いことなのか否かは結果論である。

 ともあれ、中国にとって刺激的な、台湾の政治家による台湾独立の発言を期待するのは決して悪いことではない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-10-14 14:33 | Comments(0)  

政界再編について

 衆院解散を機に政界再編の動きが突如として加速化するという事態の急変に、殆(ほとん)どの国民が狐(きつね)につままれたような思いがしていることだろう。

 世界各国の様々な動揺に比べれば、このところの日本の政治はかなり安定して来ていた。主義・主張が受け入られなかったり、役職面で重用(ちょうよう)されなかった政党・政治家が遺恨を晴らす絶好の機会ではある。

 国民が政治に関心を寄せること自体は決して悪いことではない。他方、空疎・無責任・実行不能な、漠然とした評論・理想論に惑わされて、常識的・現実的・建設的視点が欠けていれば、以前の新党ブームと同じことになる。

 現状に不満を覚える一定数の国民に対するガス抜きの効果はあるものの、時間が経てば最大公約数的な状況に収斂(しゅうれん)し、落ち着くべきところに落ち着くのは過去の事例が教えるところである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-09-29 09:13 | Comments(0)  

北朝鮮問題について

 9.11の惨事が起きてから既に16年、欧米の動揺や中国での内部闘争が続き、世界にくすぶる火種の中で、ここに来て北朝鮮問題が前面に出て来たのは、必然のことである。

 北朝鮮問題には、欧米的価値観を是としない個人商店的国家からの異議申立という側面があり、人民の生活水準を抑制している独裁体制存続および国際的地位の向上への欲求に根ざしたものであることは言う迄もない。

 1990年代同様、歩調の揃わない国際社会がさんざん振り回された挙句、最終的に、国家存続に手を貸す結果となるような気がしてならない。

 南朝鮮である韓国はもとより、宗主国たりし日本が主導的立場で携わることが出来ず、本来持つべき解決能力もないことこそ、問題の本質である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-09-14 14:11 | Comments(0)  

日本国の行く末について

 一時期、一般の報道は「モリ・カケ」騒動で持ち切りであった。今、冷静に思い起こすに、入閣待望組の恨みとスクープ記事の枯渇から来たものと素直に解釈すれば、納得出来る。

 その間、「ファースト」の会派の勢力伸張が見られたものの、肝心の民進党の凋落(ちょうらく)には特段の驚きはなく、旧社会党をはじめとする、信念なき政党の栄枯盛衰を見る思いがする。

 さて、日本国の行く末を憂慮して識者が種々論ずることは尤(もっと)もであり、傾聴に値する。例えば、小泉氏子息が企業経営者の「年金返上」を提唱し始めたのは当然の成り行きであり、小手先の策であってもやらぬよりましである。

 政治でも経済でも暗中模索、試行錯誤した上で、所詮なるようにしかならないのが世のならいである。日本国の行く末は明るいものと信じて余生を送るほかはない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-08-28 13:10 | Comments(0)  

戦後72年の所感

 戦後30~40年頃迄は様々なレベルにおいて戦争の生々しい記憶を呼び起こす努力がなされていたように思うものの、50年ともなると、政治の駆引の材料に使われ、村山談話という、一方的な歴史認識を踏まえた、唾棄すべき談話が登場した。

 60~70年になっても村山談話が足枷となり、歴史認識の完全是正が遠のいたのは残念なことであるが、その後、籠池騒動の過程において、教育勅語に関心が集まったのは意外であった。

 戦後72年に当り、開戦と終戦の詔勅を襟を正して、眼光紙背に徹するが如く拝読するとき、今の時代にも十分通用する、日本民族の進むべき路線が明らかとなる。

 研究し尽くされて、再発掘・秘録といった区々たる歴史の事実というものに目新しさがなくなった今こそ、上記詔勅の意義を甚だ大きく感ずるのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-08-14 20:07 | Comments(0)  

老台北の死を悼む

 作家・司馬遼太郎の『街道をゆく 台湾紀行』に「老台北」の名で紹介された台湾の親日家・蔡焜燦氏が7月17日、90歳で大往生した。

 「親日国」台湾に於いても、とりわけ「親日家」、いや「愛日家」として知られた蔡焜燦氏は、台湾の精神的支柱・李登輝元総統と共に、日台両国の友好親善に多大な功績を残し、我が国では平成26(2014)年春の叙勲で旭日双光章を受賞、今年度の外務大臣表彰も受けた。

 その蔡焜燦氏が逝った。

 「日本人」として生まれ、終戦迄、日本語環境の中で育った「日本語世代」も齢(よわい)を重ね、一人、又一人と鬼籍に入っていくが、日本統治時代を知らない若い世代にも、彼らの蒔いた種子は確実に受け継がれている。

 時は移ろう。だが、日台両国の絆は時と共に深まりこそすれ、薄れる事は無い。

 「老台北」の蒔いた種子は確実に育ち、芽吹き、そして、花開いているのである。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

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# by ayanokouji3 | 2017-07-29 06:07 | Comments(0)  

孫政才失脚について

 習近平の後継者の一人と目された孫政才の失脚が明らかとなったが、江一派に通ずる不届者の処分として見せしめの効果が大いにある。

 2013年の王立軍事件から始まる一連の反腐敗闘争が一段落したかに見え、王岐山の醜聞が出て来た後にこうした事態が出来するとは、中国の権力闘争のダイナミックさには目を瞠るものがある。

 米国ではロシアゲート、オバマケア代替法等の難問が立ちはだかり、日本でもはっきりしない政治の世界での争いが続いている。情報が余りに多過ぎることが難点であり、日米それぞれの国民のレベルを反映している。

 中国の政治状況はこれと異なり、情報が少な過ぎて、何が起きているのか判らないところに不気味さと難解さがある。人民もそのレベルということである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-07-28 16:35 | Comments(0)  

劉暁波氏の死去と台湾について

 民主活動家劉暁波氏の死去について、蔡総統は「人権闘士に最高の敬意を表する」とツイッターに記したという。

 言う迄もなく、人口が多く、領土も広い、存在感のある中国にとって民主化や人権といったものを簡単に認めることになれば、国は四分五裂になるという可能性が高い。

 報道規制を敷いて同調の動きを押さえ込むという方法も既に時代遅れの感があるが、これが現在の中国の実力ということである。

 劉暁波氏の理想を顕彰することで、台湾の立場を国際的に主張することが出来れば、これに過ぎるものはない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-07-14 22:38 | Comments(0)  

香港返還20周年と台湾について

 香港返還が近づいていた1994年秋~97年初、小生は毎月香港や広東・福建に出張していたこともあり、香港市民の様子や大陸での受け止め方は大体判っていた。

 1996年は靖国・尖閣問題が再燃、中国海軍の台湾海峡での演習が話題となり、翌年の香港返還に向けての地ならしが着実に行われているように思われた。

 あれから実に20年余り、中国の発言力が更に大きくなり、香港の「一国両制」の旗印は色褪せた。香港返還で明らかになったことが台湾にとって参考となったということである。

 台湾が容易に第二の香港となる可能性は最早なくなったものの、陰に陽に続く中国の台湾への影響力に対し、日米が国際問題として対処すべきことは勿論である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-06-28 17:13 | Comments(0)  

「金銭外交」と「恨の外交」について

 パナマが中国の「金銭外交」に屈し、台湾と断交したとの記事を読んだが、流れは決まっており、今更(いまさら)驚くには当たらない。

 中国の「金銭外交」は香港の民主化の波もとどめ、くすぶる不満を押さえつけているのは事実であり、抗(あがな)うのは困難である。

 他方、韓国は相変わらず「恨(ハン)」にもとづいた外交を続けているが、慰安婦合意の再交渉に関する方針が揺らいでいる面もある。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)のひそむ国際政治の舞台の中で、台湾も日本も「金銭外交」や「恨(ハン)の外交」に振り回されることなく、これ迄の経緯を踏まえ、譲歩せず、自国の主張を繰返していれば良いだけの話である。それにしても、日本の外務省や各国外交部の実務担当者による、成果を明らかに出来ない様々な努力には頭が下がる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-06-14 11:04 | Comments(0)  

台湾問題について

 欧米の動揺や朝鮮半島情勢の緊迫化を受けて、南支那海や台湾問題が一時期より矮小化して来たように見える。

 台湾問題については、中国側から嫌がらせがあっても現状が大きく変更することはないだろうという安定感がある。

 従って、台湾側の要求が他国には重く受け止められず、反応が中途半端に終わっているのだと考える。

 台湾の然るべき国際的地位および個人のアイデンティティの確立は依然として課題であり続けるものの、その重要度を他国が親身になって考えるには不安定現象が不可欠である。当分の間そうはならないのは台湾にとって非常に良いことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-05-28 13:08 | Comments(0)  

憲法改正について

 安倍「総裁」よりの2020年に憲法改正実現という方針に対し、予想以上に反響があったように見えたのは意外であった。

 随分と先送りされて来たことであるから、何時(いつ)でも予告がなされて然るべきであった。

 内容よりも改正することに意義があるのであり、護憲派にとっては許し難(がた)い暴挙と映ることに変わりはない。

 何でも反対の時代が終わったことは明らかである。今後、改正手続の経過を報道にて知るのが楽しみである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-05-14 14:26 | Comments(0)  

「台湾歌壇」結成50周年について

27日付朝日新聞朝刊12面の「特派員メモ」に、「台湾歌壇」結成50周年に関し紹介されていた。

1994年、呉建堂氏編「台湾万葉集」が日本でも出版され、呉氏と親交のあった大岡信氏が学士会館で行った講演を拝聴したことがある。台湾人の歌は表現の巧拙を越え、率直で非常に感銘を受けたことを覚えている。

朝日の特派員は「呉氏はあの時代に厳しい目も向けた」ことを付け加えている。小生も多くの台湾人との交流の中で、極めて稀ではあるが、戦前・戦後の日本に対する不満の片鱗を感じ取ったことはある。

併し、日台の友好は不変で、これからも一層確固たる、実質的な同盟関係は継続することとなるだろう。台湾側の期待を裏切らないよう、「台湾歌壇」結成60周年迄には天皇陛下の御訪台が実現するよう切に望むものである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
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# by ayanokouji3 | 2017-04-28 07:50 | Comments(0)  

熊本地震一周年に思う

 熊本地震より早や一年、天災は何時起きるのか判らぬところに怖さがある。

 住宅再建がままならぬ人もいるとのことだが、集英社新書の「二畳で豊かに住む」(西和夫著)を読んでみた。

 戦後、内田百間は三年間、夫婦で二畳の小屋に住み、高村光太郎は七年間、花巻の五坪の山小屋に単身住んだという。

 何時の時代でも、如何なる不運に見舞われても生き抜く精神力と生活力が問われるということである。絶えず心しておきたい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-04-14 12:16 | Comments(0)  

籠池騒動について

 籠池理事長の国会での証人喚問はテレビでずっと見ていたが、それよりも興味深かったのは、ケーブルテレビで放送された夕刻からの外国人特派員協会での質疑応答である。

 香港フェニックステレビの女性の質問に対し、中国が日本に対して行うと同様に、日本も中国のことを考え、立ち向かって行く、というような答えで、成程と思った。

 歴史観や信条は、先ず国会の場で取り上げられるべきであった。本人は日本会議から脱会しているというが、2ケ月前の本欄で触れた「日本会議の研究」(扶桑社新書)の著者が、この騒動の取り掛かりに関わったとされることは納得出来る。

 今回の籠池騒動は、寄付だけでは足らず、公的援助を要し、規定上からか、十数億円もするような豪華な建物を建てることとなったのがそもそもの問題である。バラックやプレハブの建物では、正式の学校にはなり得ず、また、生徒も集まらないというのが成熟した社会の良さでもあり、悪いところでもある。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-03-28 23:52 | Comments(0)  

「明治百五十年」美しき日本人について

 文藝春秋4月号には、私を捨て公のために生きた五十人「明治百五十年」美しき日本人、と題する文化人中心の特集がある。

 明治百五十年と言えば、かなり昔のようにも思われる一方、天保(てんぽう)生まれの曽祖父や明治初年生まれの祖父を持つ小生の世代から見れば、未だに生々しさが残っている。

 天寿の長短にかかわらず、国家理念と個人の人生観との相克、立ち遅れた官の制度と民間の旧思想による新体制への移行の困難さに臆することなく、我国の抱える諸問題に立ち向かって行った者のみが賞賛に価するということである。

 上記の美しき日本人の中に政治家は殆(ほとん)どいない。今で言えば、人権重視の風潮の中で種々の課題を見事に捌き、搦手・死角から論ぜられる攻撃に耐え得る実力者のみが生き残るのであろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-03-14 12:53 | Comments(0)  

トランプ現象について

 寒波が長期に亙(わた)り、また、消費面でも格段の明るさがなかったように思われる日本の冬であったが、韓国内政の混迷、中国政権の権力闘争やトランプ現象が在日・外国人・帰化人達に対し陰に陽に与えている言い知れぬ精神的動揺の大きさは推測するに難(かた)くない。

 これに、トランプ現象の余波と見られる金正男毒殺事件が加わり、一層の無気味さを漂(ただよ)わせている。米国では、心の繊細な人々にとって、トランプ現象は共感を覚えず、全く相容(あいい)れないものとなっているのだろう。

 トランプ現象の先行きが如何(いか)なるものとなるかは予断を許さない。美辞麗句の多いオバマ政権も悪くはなかったけれども、事実をアレンジして受けを狙うトランプ現象も悪くはない。

 日本としては、米国の現体制の意思であるトランプ現象に対し、先回りすることなく、都度対応するという方針で臨めば、大過はないものと思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-02-28 13:11 | Comments(0)  

「神韻」について

 1月30日夜、春日の文京シビックホールでの「神韻晩會2017」を鑑賞した。これで3回目、前回からは9ケ月余りとなる。

 神韻の良さは、粛然と襟を正して見るべきものである一方、内容自体、然程押しつけがましいところがないところにある。

 観客の質の高さは2階席から眺めれば直ちに判り、また、近くに座った人達にも来た目的をたずねるには及ばない程であった。

 神韻を鑑賞する資格・意義の判断については、李洪志著「轉法輪」のまえがき(「論語」)を一読して受け入れられるか否かによると思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-02-14 18:04 | Comments(0)  

「日本会議の研究」について

「日本会議」の団体名が世間に知られるようになって久しい。菅野完著「日本会議の研究」(扶桑社新書)を読んでみた。

著者は運動の背景と経緯につき丹念に調べており、これはこれで興味の尽きないところではある。

保守の思想は日本文化の底流にあり、深層を形成しているので、誰が、どの団体が先導して今日に至っているという分析も意味がない訳ではないが、所詮講釈に過ぎない。

保守の思想は本来温かみのあるもので、時によっては毅然とした様相を呈するものであり、小生には何ら違和感はない。日本会議の更なる発展を望む。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-01-28 23:35 | Comments(0)  

天皇制の新たな段階について

 平成31年、2019年元旦に皇位継承、新元号となるという報道があった。

 生前退位を一代限りとするという方向で検討がなされているというが、天皇制のあり方についての様々な議論は非常に興味深く感ずる。

 摂政(せっしょう)によって解決すべきという意見と、制度として皇室典範の改正を求める意見が対極にあり、結論としては折衷(せっちゅう)した形でまとまる見込みということである。

 報道の通りとすれば、後2年で元号が変わり、益々(ますます)「昭和は遠くなりにけり」の感を深くする。昭和生まれが嘗(かつ)ての明治生まれと同じように故老として見られることになるのは悪いことではない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2017-01-14 10:09 | Comments(0)  

本年を振返って

 本ブログの本年1月分のタイトルで「世界動乱について」および「行政の対応について」というものがあった。

 前者は、欧州への難民流入等を踏まえた英国のEU離脱や断続的に発生するテロにつながっているのは言う迄もなく、また、後者では、米国の恵まれない地域の住民や現状を不満に思う層の異議申立により、「瓢箪(ひょうたん)から駒」の候補の大統領選出につながったと言える。欧米諸国の動揺は察するに余りある。

 台湾では1月に女性総統が選出され、着実に成果が現れている感じがする。長期政権となりつつある安倍政権のもとで、日台の信頼関係がより一層強固なものとなれば申し分ない。

 日台共に様々な政治課題を抱えている中、欧米諸国で起きている事象を客観的に捉え、その対策・動きを参考としつつ、漸進的な処理・解決の道を探って行くことが望ましい。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2016-12-27 17:47 | Comments(0)  

「一つの中国」について

 トランプ米国次期大統領が言及したとされる「一つの中国」のの見直しの示唆は然程(さほど)驚くことではない。

 台湾がこれ程の長い間、政治的に大陸から切離されて来た歴史を思えば、大陸と地理的に近い香港やマカオとは当然異なる。

 中国政府にとっては、台湾問題の取扱を些(いささ)かでも間違えれば、命取りになり得る。

 今後も、台湾の国際的地位は現状維持の方向以外にはあり得ないように思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2016-12-14 21:54 | Comments(0)  

民泊について

 賛否両論のある民泊が話題となってから久しい。外国に関する知識が乏しく、外国人を毛嫌いする狭量な日本人には、民泊は余りよろしくないシステムと受け取られても致し方ない。

 先日、民泊を利用して横浜に泊まり、河口湖や日光観光に行くという中年の台湾人夫婦と話した。値段が手頃という外に、日本人の実際の居住環境に近づくというメリットは確かにある。

 ホームステイの延長線上にあると捉えるのであれば、旅行客も日本の習慣を予め知ることが必要であるが、普通の台湾人であれば問題を生ずることはないのではないか。

 民泊は、刑法に触れない限り、民間主導のシステムを行政が追認する形で、表立ってではないが、続いて行くように思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2016-11-27 13:22 | Comments(0)  

米国大統領選挙について

 米国大統領選挙は大方の予想を覆したものとなったが、毎週届く雑誌TIMEの選挙関係記事には非常に興味を感じていた。

 11月5日に、米国中西部に3年勤務したことのある40代の商社マンの意見をたずねたところ、トランプが勝つとのことであり、彼が言うのであればそうなるだろうと小生は簡単に考えていた。

 選挙開票速報を伝えるCNN報道番組はTIME同様、クリントン支持であるため、開票が進むにつれ司会者達の緊迫した落胆の気持がにじみでていた。

 今回の選挙結果が日本と台湾に与える影響は定かではないが、日本にとっては膠着した日露関係の一定の進展と、台湾にとっては中国との関係で現状維持が図ることが出来れば十分である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2016-11-13 19:24 | Comments(0)  

日比首脳会談について

 米国・中国との関係が複雑に絡み合った日比首脳会談の内容が報道されるにつれ、外交が一筋縄では行かないことをつくづく感ずる。

 米国・中国共に内政が階段の踊り場にあるような状態に見えるけれども、一時の混乱が収斂して行く運命を義務付けられている国との間では、極めて慎重な対応を要する。

 「あちらの顔を立てればこちらの顔が立たず」で、相変わらず玉虫色の共同声明となっている。様々な歴史における被害者でもあり受益者となっているフィリピンの立場からすれば、最大限の努力をしたということであろう。

 自民総裁任期「3期9年」の道筋が整った安倍首相にとっても、在任中に国際紛争を生じたり、巻き込まれたりすることのないよう、各国との関係強化は最優先である。有事への備えと適切な判断のみが良い結果につながる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2016-10-28 10:51 | Comments(0)  

年金制度改革法案について

 野党が「年金カット法案」と名付ける年金制度改革法案が今国会で成立する見込であるという。

 日本の年金制度に関心のある中国人達から熱心にたずねられることがあるが、労使双方による年金保険料の払込額の多寡により年金額が決まる厚生年金の仕組みについて具体的な金額をあげて説明すると納得するようである。

 年金受給年齢に達して完全無職となるとずっと赤字の生活を強いられるケースも出て来る。各人無理のない老後設計にもとづき、受給開始を出来るだけ遅らせ、まともに働いた方が賢明と言えそうである。

 現状制度では、普通の年金生活よりも、医療費が免除となる生活保護の方にメリットがある。初めから生活保護受給者になりたいという人はいないが、年金生活が破綻すれば止むを得ない。

「年金は 生活保護への一里塚 行きはよいよい 帰りはこわい」

といったところか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2016-10-14 21:15 | Comments(0)  

首相所信表明演説について

 臨時国会冒頭の首相所信表明演説の全文を新聞で読んだ。

 高い支持率のもと、任期延長を前提とした網羅的な内容であるが、憲法改正への取組を明言しなかったのは、時期尚早と考えたからであろう。

 経済の運営は最も難しい課題である。国が介入して漸(ようや)く横ばいの状態である。自律的成長は期待出来ない。ただ、壮大なビジョンを提示し続けることは大事なことである。

 「地球儀を俯瞰する外交」の末尾で、海上保安庁・警察・自衛隊の「諸君」に敬意を表するとしたのは当然である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2016-09-28 10:54 | Comments(0)  

台湾観光業者のデモについて

 台湾観光業者による1万人規模のデモが予定通り、昨12日に台北で実施されたことをテレビ・新聞で知った。

 「背に腹はかえられぬ」、中台関係の正常化よりも停滞を心配する業者の立場は理解出来るものの、台湾の人々が独立志向の現政権を誕生させたのは間違いなかったと考える。

 他方、台湾は大陸の影響をまともに受け過ぎるような体制を見直し、住民自体がそのことに理解を示すようにならねば、経済問題は逆風が吹いた時には何時(いつ)も俎上(そじょう)にのぼることとなる。

 理想論は理想論として、雇用増による経済の安定、そして小成に安んじ、国家社会に対し不満のない住民の育成に取組む必要がある。

 これは日本国においても同じことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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# by ayanokouji3 | 2016-09-13 19:22 | Comments(0)