老台北の死を悼む
作家・司馬遼太郎の『街道をゆく 台湾紀行』に「老台北」の名で紹介された台湾の親日家・蔡焜燦氏が7月17日、90歳で大往生した。
「親日国」台湾に於いても、とりわけ「親日家」、いや「愛日家」として知られた蔡焜燦氏は、台湾の精神的支柱・李登輝元総統と共に、日台両国の友好親善に多大な功績を残し、我が国では平成26(2014)年春の叙勲で旭日双光章を受賞、今年度の外務大臣表彰も受けた。
その蔡焜燦氏が逝った。
「日本人」として生まれ、終戦迄、日本語環境の中で育った「日本語世代」も齢(よわい)を重ね、一人、又一人と鬼籍に入っていくが、日本統治時代を知らない若い世代にも、彼らの蒔いた種子は確実に受け継がれている。
時は移ろう。だが、日台両国の絆は時と共に深まりこそすれ、薄れる事は無い。
「老台北」の蒔いた種子は確実に育ち、芽吹き、そして、花開いているのである。
「親日国」台湾に於いても、とりわけ「親日家」、いや「愛日家」として知られた蔡焜燦氏は、台湾の精神的支柱・李登輝元総統と共に、日台両国の友好親善に多大な功績を残し、我が国では平成26(2014)年春の叙勲で旭日双光章を受賞、今年度の外務大臣表彰も受けた。
その蔡焜燦氏が逝った。
「日本人」として生まれ、終戦迄、日本語環境の中で育った「日本語世代」も齢(よわい)を重ね、一人、又一人と鬼籍に入っていくが、日本統治時代を知らない若い世代にも、彼らの蒔いた種子は確実に受け継がれている。
時は移ろう。だが、日台両国の絆は時と共に深まりこそすれ、薄れる事は無い。
「老台北」の蒔いた種子は確実に育ち、芽吹き、そして、花開いているのである。
by ayanokouji3 | 2017-07-29 06:07 | Comments(0)